4.10.4 リバースプロキシを設定するパラメタ
リバースプロキシを設定するパラメタについて,次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。「VR」とは,パラメタが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
- 注
-
リバースプロキシを設定するパラメタは,manager.web.send_request_methodパラメタがreverseproxyかつSetByパラメタがitemの場合だけ有効です。
表4‒10 リバースプロキシを設定するパラメタ param-name指定値
param-valueの指定内容
指定可能値
省略値
VR
manager.web.reverseproxy.mapping
リバースプロキシのリクエスト転送元と転送先のマッピングを指定します。
値は次のように空白で区切り指定します。
<転送元パス> <転送先プロトコル>
- 転送元パス:
-
J2EEサーバへ転送するリクエストのパスを「/(スラッシュ)」から始まるURLで指定します。
同一のパスを複数指定することはできません。同一のパスを複数指定した場合はメッセージKEOS24506-Wを出力し,指定は無視します。
- 転送先プロトコル:
-
J2EEサーバにリクエストを転送する際のプロトコルを指定します。「http」または「ws」を指定します。
設定した内容は,次のWebサーバのディレクティブに展開されます。
ProxyPass <パス名> <URL>
HWSProxyPassReverseCookie <パス名>
- パス名:
-
「転送元パス」で指定した値。
- URL:
-
<プロトコル>://<ホスト>:<ポート><パス>
ここで,プロトコル,ホスト,ポート,およびパスは次の値。
・プロトコル:
「転送先プロトコル」で指定した値。
・ホスト:
このWebサーバと同一サービスユニットのJ2EEサーバのホスト。
・ポート:
このWebサーバと同一サービスユニットのJ2EEサーバのNIO HTTPサーバのポート番号。
・パス:
「転送元パス」で指定した値。
これらのディレクティブは定義ファイルの順序どおりに出力されます。リクエストのマッピングを複数定義する場合は,順序に意味があるため注意が必要となります。詳細については,マニュアル「HTTP Server」を参照してください。
指定できる文字列を次に示します。
-
転送元パス
-
転送先プロトコル
/ http
11-00
ProxyErrorOverride
J2EEサーバからのステータスコードが300番台,400番台または500番台の場合,レスポンスヘッダとレスポンスボディをオーバーライドするかどうかを指定します。
指定できる文字列を次に示します。
-
On
-
Off
なし
11-00