cjimportlibjar(ライブラリJARのインポート)
形式
cjimportlibjar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -name <アプリケーション名> -f <ライブラリJARファイルパス> [-f <ライブラリJARファイルパス> ...]
機能
J2EEアプリケーションにライブラリJARをインポートします。また,一度に複数のファイルのインポートもできます。ライブラリJARのインポート先はJ2EEアプリケーションのルート直下です。
ライブラリJARについては,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「2.3.3 J2EEアプリケーションとJ2EEコンポーネント」を参照してください。
引数
- <サーバ名称>
-
接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
- -nameserver <プロバイダURL>
-
CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。
<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>
指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。
- -name <アプリケーション名>
-
ライブラリJARをインポートするアプリケーション名を指定します。
- -f <ライブラリJARファイルパス>
-
読み込み対象となるライブラリJARファイルのパスを指定します。
入力例
cjimportlibjar MyServer -name App1 -f applib.jar
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
- 2:
-
排他エラーによってコマンドを実行できません。
- 3:
-
タイムアウトが発生しました。
- 9:
-
管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。
注意事項
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すでにインポートされているライブラリJARと同じファイル名を持つライブラリJARをインポートすることはできません。
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展開ディレクトリ形式のアプリケーションに対しては使用できません。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,コマンド名の直後にする必要があります。そのほかの引数は,サーバ名称より後ろ(サーバ名称を省略した場合はコマンド名の後ろ)にあれば順序は任意です。ただし,オプション名と値の順序の入れ替え(例:<ライブラリJARファイルパス> -f)やオプション名と値を非対応にすること(例:-nameserver <ライブラリJARファイルパス> -f <プロバイダURL>)はできません。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
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WARアプリケーションに対してライブラリJARをインポートすることはできません。-nameオプションにWARアプリケーションを指定した場合,このコマンドは異常終了します。
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引数に指定したファイルサイズの約3倍のJavaヒープを一時的に使用します。ファイルサイズを3倍にした値がJ2EEサーバのJavaヒープの見積もり値を超える場合は,ファイルサイズの3倍の値をJ2EEサーバのJavaヒープのサイズに指定する必要があります。