1.4.2 サーバ管理コマンドを使用する場合の注意事項
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コマンドの実行でメモリ不足が発生しコマンドが正常に実行できない場合は,サーバ管理コマンド用のオプション定義ファイル(usrconf.bat)中のUSRCONF_JVM_ARGSキーにJavaVMのオプション-Xmx<size>を指定して,メモリ割り当てプールの最大サイズを拡張することで対応します。-Xmx<size>の指定がない場合のデフォルト値は64MBです。
[例]
- Windowsの場合
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set USRCONF_JVM_ARGS=-Xmx512m
- UNIXの場合
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set USRCONF_JVM_ARGS="-Xmx512m"
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操作対象ファイルのファイルサイズが大きいと,サーバ管理コマンドを起動したコンソールに,「java.lang.OutOfMemoryError」メッセージが表示されることがあります。この場合は,サーバ管理コマンド用オプション定義ファイル(Windowsの場合はusrconf.bat,UNIXの場合はusrconf)のUSRCONF_JVM_ARGSキーの-Xmsオプションおよび-Xmxオプションを使用して,JavaVMのメモリ割り当てサイズを妥当な値に変更してください。
- 記述例
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set USRCONF_JVM_ARGS="-Xms64m -Xmx256m"
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属性ファイルのXML宣言部分で指定されているエンコーディングは,該当する属性ファイルのエンコーディングを決定するものであり,サーバ側のDeployment Descriptorファイルのエンコーディングには影響しません(サーバ側のDeployment Descriptorファイルのエンコーディングは必ず「UTF-8」となります)。
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Windowsの場合,管理者特権でコマンドプロンプトを開いていないときには,管理者特権エラーとなり,終了コード「9」が返されます。
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UNIXの場合,Component Container管理者を設定すれば,スーパーユーザ以外の一般ユーザでもコマンドを実行できます。
Windowsの場合,Administrator権限を持つユーザであっても,コマンドプロンプトを管理者特権で開いていない場合,コマンドを実行できません。
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ディレクトリ名,ファイル名にUnicodeの補助文字は使用できません。
ログファイルに,実行時の文字エンコーディングに変換できない文字を出力した場合,「?」に変換されます。
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Beanのメソッドに設定した実行権限が有効となるのは,createメソッド,ビジネスメソッド,およびremoveメソッドだけです。これら以外のメソッドに対してサーバ管理コマンドで設定された実行権限は無視されます。
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コマンドでJ2EEサーバ,またはバッチサーバへリモート接続を実行した場合,コンソールおよびダイアログにKDJE30045-Eのメッセージが表示されることがあります。その場合には,サーバ管理コマンドとJ2EEサーバ,またはバッチサーバのComponent Containerのバージョンを合わせてください。
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削除系コマンドと一覧表示系コマンドを同一リソースに対し,同時に実行すると,J2EEサーバ,またはバッチサーバを起動したコンソールにKDJE39057-Eのメッセージが表示されることがありますが,J2EEサーバ,またはバッチサーバの動作への影響はありません。
削除系コマンドと一覧表示系コマンドを次に示します。
削除系サーバ管理コマンド
cjdeleteapp
cjdeleteres
cjundeployrar
cjdeletelibjar
一覧表示系サーバ管理コマンド
cjlistapp
cjlistres
cjlistrar
cjlistlibjar
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サーバ管理コマンドのコマンドオプションに空白を含む場合は,次のように指定してください。
Windowsの場合
空白を含むコマンドオプションをダブルクォーテーション("")で囲んでください。
(例)Display nameがTP1/Message Queue - Accessのリソースアダプタの情報を取得する場合
cjgetresprop -type rar -resname "TP1/Message Queue - Access" -c C:\temp\rar.xml
AIXの場合
空白を含むコマンドオプションをダブルクォーテーション("")で囲んでください。
(例)Display nameがTP1/Message Queue - Accessのリソースアダプタの情報を取得する場合
cjgetresprop -type rar -resname "TP1/Message Queue - Access" -c /home/rar.xml
そのほかのUNIXの場合
コマンドオプション全体をダブルクォーテーション("")で囲み,さらに空白を含むコマンドオプションをシングルクォーテーション('')で囲んでください。
(例)Display nameがTP1/Message Queue - Accessのリソースアダプタの情報を取得する場合
cjgetresprop "-type rar -resname 'TP1/Message Queue - Access' -c /home/rar.xml"
ただし,次の場合には正しく動作しないことがあります。
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シングルクォーテーションで囲んだオプション中に空白が2個以上連続している。
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先頭のシングルクォーテーションの直後に空白がある,または末尾のシングルクォーテーションの直前に空白がある。
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UNIXの場合,サーバ管理コマンドのコマンドオプションにエクスクラメーションマーク(!)を含むときは,エクスクラメーションマーク(!)を含むコマンドオプションをシングルクォーテーション(')で囲んでください。
(例)Connector 1.5のコネクションプールの一覧を表示する場合
cjlistpool <サーバ名称> -nameserver <プロバイダURL> '<リソースアダプタの表示名>!<コネクション定義識別子>'
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サーバ管理コマンドで使用する属性ファイルでリソース環境変数用のタグ(<resource-env-ref>タグ内の<linked-to>タグ)に指定する「キューの表示名」には,先頭がアンダースコア"_"で始まる文字列,または連続したアンダースコア"__"を含む文字列は指定しないでください。
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CLASSPATH環境変数,またはサーバ管理コマンド用オプション定義ファイルで指定したクラスパスに含まれるクラスから参照されるクラスは,アプリケーションに含めないでください。
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Windowsでサーバ管理コマンドを実行する場合,PATH環境変数やCLASSPATH環境変数に設定するパスに「^,&」を含む文字列を使用しないでください。
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usrconf.properties(サーバ管理コマンド用システムプロパティファイル)のvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.portを指定している場合は,HCSCコマンドとサーバ管理コマンドは併用できません。
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ほかのホストのJ2EEサーバを操作する場合や複数のNICを使用する場合,あらかじめusrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)で,webserver.connector.http.permitted.hostsキーを定義する必要があります。webserver.connector.http.permitted.hostsキーについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。