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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


付録E.2 アプリケーションの設定(V7互換モードの場合)

J2EEアプリケーションの設定では,J2EEアプリケーションをJ2EEサーバ上で実行するために必要な設定をします。J2EEアプリケーションの構成要素であるEJB-JAR,WAR,リソースアダプタなどに関する定義情報は,cosminexus.xmlで定義します。

〈この項の構成〉

(1) 設定手順

V7互換モードを選択した場合の設定手順を次に示します。J2EEアプリケーションの形式には,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションと,展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションがあります。J2EEアプリケーションの形式ごとに設定手順を説明します。

(a) アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの場合

アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを設定する手順を次に示します。

  1. アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを作成します。

    J2EEアプリケーション開発時,cosminexus.xmlにJ2EEアプリケーションのプロパティを設定します。J2EEアプリケーションのプロパティは,cosminexus.xmlに定義します。cosminexus.xmlについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「2. アプリケーション属性ファイル(cosminexus.xml)」を参照してください。

    また,J2EEアプリケーションにサーブレットフィルタを追加する場合は,web.xmlで定義します。

  2. J2EEアプリケーションをManagement Serverが稼働しているホストに配置します。

    任意の場所に作成したJ2EEアプリケーションをManagement Serverが稼働しているホストに配置します。

  3. 運用管理ポータルにログインし,[運用管理ポータル]画面で「論理サーバのアプリケーション管理」をクリックします。

  4. J2EEアプリケーションをManagement Serverに登録します。

    [J2EEアプリケーションの登録]画面で,手順2.で配置したJ2EEアプリケーションをManagement Serverに登録します。登録したJ2EEアプリケーションはManagement Serverの管理対象となります。

  5. J2EEアプリケーションをインポートします。

    [J2EEアプリケーションのインポート]画面で,手順4.でManagement Serverに登録したJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにインポートします。Management Serverによってインポート履歴が管理され,J2EEアプリケーションは5バージョンまで世代管理されます。

    参考

    同一のJ2EEアプリケーションは,同一のJ2EEサーバにインポートできません。

(b) 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの場合

展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを設定する手順を次に示します。

  1. 展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションを作成します。

    J2EEアプリケーション開発時,cosminexus.xmlにJ2EEアプリケーションのプロパティを設定します。J2EEアプリケーションのプロパティは,cosminexus.xmlに定義します。cosminexus.xmlについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「2. アプリケーション属性ファイル(cosminexus.xml)」を参照してください。

    また,J2EEアプリケーションにサーブレットフィルタを追加する場合は,web.xmlで定義します。

  2. J2EEアプリケーションをJ2EEサーバに配置します。

    任意の場所に作成したJ2EEアプリケーションのアプリケーションディレクトリを動作しているJ2EEサーバに配置します。

  3. 運用管理ポータルにログインし,[運用管理ポータル]画面で「論理サーバのアプリケーション管理」をクリックします。

  4. J2EEアプリケーションのアプリケーションディレクトリをManagement Serverに登録します。

    [アプリケーションディレクトリの登録]画面で,手順2.で配置したJ2EEアプリケーションのアプリケーションディレクトリをManagement Serverに登録します。登録したアプリケーションディレクトリはManagement Serverの管理対象となります。

  5. J2EEアプリケーションをインポートします。

    [アプリケーションディレクトリのインポート]画面で,手順4.で指定したアプリケーション名でJ2EEアプリケーションをインポートします。Management Serverによってインポート履歴が管理され,J2EEアプリケーションは5バージョンまで世代管理されます。

    参考

    同一のJ2EEアプリケーションは,同一のJ2EEサーバにインポートできません。

(2) 操作する画面

V7互換モードを選択した場合に,運用管理ポータルの「論理サーバのアプリケーション管理」でJ2EEアプリケーションに対して操作できる内容と操作する画面を次の表に示します。

表E‒2 論理サーバのアプリケーション管理でJ2EEアプリケーションに対して操作できる内容と操作する画面(V7互換モードの場合)

操作の内容

操作

画面の参照先

J2EEアプリケーションの登録

付録E.4(1)

アプリケーションディレクトリの登録

付録E.4(2)

J2EEアプリケーションの登録情報編集

付録E.4(3)

J2EEアプリケーションの登録解除

付録E.4(4)

J2EEアプリケーションの開始

付録E.5(1)

J2EEアプリケーションの停止

付録E.5(2)

J2EEアプリケーションのインポート

付録E.5(3)

J2EEアプリケーションの世代回復

付録E.5(4)

J2EEアプリケーションの削除

付録E.5(5)

(凡例)

◎:必要。最低限必要な操作です。

○:任意。構築または運用で必要と判断される場合に操作します。