11.4.1 パフォーマンストレーサの起動/停止の設定
(1) 機能概要
選択したパフォーマンストレーサの起動監視時間などの,起動/停止に必要な情報を設定できます。
(2) 表示手順
画面の表示手順を次に示します。
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運用管理ポータルで[論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックします。
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[サーバビュー]タブ−[論理パフォーマンストレーサ]−[パフォーマンストレーサ]−[<パフォーマンストレーサ名>]をクリックします。
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[設定]タブをクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
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項目を設定します。
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[更新]ボタンをクリックします。
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エラーが表示された場合は,[戻る]ボタンをクリックして設定を見直し,再度[更新]ボタンをクリックします。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目とボタンについて説明します。
- 起動監視時間
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[起動]ボタンのクリックから起動処理完了までの監視時間を設定します。[起動]ボタンのクリック後,起動監視時間を経過してもパフォーマンストレーサが起動しない場合は,起動処理失敗となります。設定できる値は,監視しない,1分,5分,10分,60分です。デフォルトは,1分です。
- 停止監視時間
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[停止]ボタンのクリックから停止処理完了までの監視時間を設定します。[停止]ボタンのクリック後,停止監視時間を経過してもパフォーマンストレーサが停止しない場合は,Management Serverが強制的にパフォーマンストレーサを停止します。設定できる値は,監視しない,1分,5分,10分,30分です。デフォルトは,10分です。
- 強制停止監視時間
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[強制停止]ボタンのクリックから強制停止処理完了までの監視時間を設定します。[強制停止]ボタンのクリック後,強制停止監視時間を経過してもパフォーマンストレーサが強制停止しない場合は,Management Serverがパフォーマンストレーサのステータスを異常停止にします。設定できる値は,監視しない,1分,5分,10分,30分です。デフォルトは,10分です。
- 自動再起動回数
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自動再起動をする回数の上限値を設定します。設定できる値は,0回,1回,5回,10回,1000回です。パフォーマンストレーサの場合,デフォルトは1回です。
- 自動再起動リトライ間隔
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自動再起動をする場合の自動再起動のリトライ間隔を設定します。設定できる値は,即時リトライ,1分,5分,10分,30分です。パフォーマンストレーサの場合,デフォルトは即時リトライです。
- 前提となる論理サーバ
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パフォーマンストレーサの場合,この項目は「なし(固定)」です(前提となる論理サーバは設定しません)。
- [更新]ボタン
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画面に設定した内容で設定情報を更新します。
- [リセット]ボタン
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入力した内容をリセットします。
(5) 注意事項
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[起動/停止の設定]画面で設定する起動監視時間,停止監視時間は,システムの構成によって差異があるため,システム構成に応じたチューニングをして,余裕を持たせた値を設定してください。
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07-00より前のバージョンで[起動/停止の設定]画面を更新しないまま,アップグレードインストールを実行した場合,既存のパフォーマンストレーサの停止監視時間が「10分」に変更されます。このため,07-00より前のバージョンで,パフォーマンストレーサの停止監視時間をデフォルトで運用している場合などは,停止監視時間の値を確認して,必要に応じて再設定してください。