10.2.1 ホスト内のサーバの設定
[ホスト内のサーバの設定]画面を次の図に示します。
(1) 機能概要
論理サーバの基本情報をサーバごとに一括して設定します。
(2) 表示手順
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運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。
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[ホストビュー]タブ−[ホスト]−[<ホスト名>]をクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
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J2EEサーバやWebサーバなどの基本情報を指定します。
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[適用]ボタンをクリックします。
指定した情報が反映されます。
エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- J2EEサーバの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているJ2EEサーバが表示されます。
- 互換モード
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J2EEサーバの互換モードを使用するかどうかが表示されます。変更はできません。
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V9互換モードを使用しません。
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V9
V9互換モードを使用します。
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- 動作モード
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動作モードは「1.4」から変更しないでください。
- http/ajp13
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NIO HTTPサーバ,インプロセスHTTPサーバ,またはajp13のポート番号を1〜65535の整数で指定します。デフォルトは「NIO HTTP」です。V9互換モードの場合のデフォルトは「ajp13」です。
選択した方のポート番号だけが,同一ホスト内での重複チェックの対象になります。V9互換モードではインプロセスHTTPおよびajp13を選択できます。V9互換モード以外ではNIO HTTPだけ選択できます。
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NIO HTTP
NIO HTTPサーバのポート番号を指定します。デフォルトは,「8008」です。
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インプロセスHTTP
インプロセスHTTPサーバのポート番号を指定します。デフォルトは,「80」です。
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ajp13
ajp13のポート番号を指定します。デフォルトは,「8007」です。
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- 管理用サーバ
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管理用サーバのポート番号を指定します。デフォルトは,「28008」です。
このポート番号は,スタブなどのダウンロードに利用します。この機能は,常に利用するように設定されています。同一ホスト内で,このポート番号が重ならないように設定します。
- https
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Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号を指定します。この指定がない場合,HTTPSポートにリダイレクトしません。
- JTAリカバリ
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JTAリカバリを実行するために使用する固定ポート番号を指定します。同一マシン内でJ2EEサーバを複数起動する場合,このポートが重複しないようにする必要があります。デフォルトは,「20302」です。
- RMIレジストリ
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J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。1〜65535の整数で指定します。デフォルトは,「23152」です。
- 稼働情報取得時のリクエスト受付
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JMXクライアント(運用管理エージェント,JP1/Performance Management - Agent Option for uCosminexus Application Serverなど)による稼働情報取得時のリクエスト受付ポート番号を指定します。デフォルトは,「23550」です。
- 利用するネーミングサービス
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利用するネーミングサービスを選択します。「インプロセス」および「運用管理ドメインの構成定義」で定義したネーミングサービスが表示されます。デフォルトは,「インプロセス」です。
「インプロセス」を選択した場合は,J2EEサーバ内のネーミングサービスが利用されます。
「インプロセス」以外のネーミングサービスを選択した場合は,選択された「運用管理ドメインの構成定義」で定義したネーミングサービスが利用されます。また,ejbserver.naming.startupModeには「manual」が,ejbserver.naming.startupWaitTimeには「0」が設定されます。
- インプロセス用のポート番号
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「利用するネーミングサービス」で「インプロセス」を選択した場合,使用するポート番号を指定します。デフォルトは,「900」です。
「利用するネーミングサービス」で「インプロセス」以外を選択した場合,ここでの指定は無視されます。
- 利用するパフォーマンストレーサ(必須)
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J2EEサーバが利用するパフォーマンストレーサを選択します。
- Webサーバの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているWebサーバが表示されます。
- 利用するパフォーマンストレーサ(必須)
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Webサーバが利用するパフォーマンストレーサを選択します。
- ポート番号
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HTTPのポート番号を指定します。旧バージョン互換のWebサーバの場合は入力できません。[Webサーバの設定]画面で「設定ファイルの内容を直接設定します。」を選択して,設定ファイルの内容を設定している場合は入力できません。デフォルトは,「80」です。
- ネーミングサービスの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているネーミングサービスが表示されます。
- ネーミングサービスのポート番号
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ネーミングサービスを稼働するためのポート番号を指定します。デフォルトは,「900」です。
- スマートエージェントの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているスマートエージェントが表示されます。
- 監視ポート番号
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スマートエージェントを稼働するためのポート番号を指定します。デフォルトは,「14000」です。
- パフォーマンストレーサの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているパフォーマンストレーサが表示されます。
- PRF識別子
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PRF識別子を指定します。デフォルトは,「PRF_ID」です。
- スプールディレクトリ
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スプールディレクトリを絶対パスで指定します。ファイルセパレータには,「 / 」を使用します。デフォルトは,「<Application Serverのインストールディレクトリ>/PRF/spool」です。
- CTMドメインマネジャの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているCTMドメインマネジャが表示されます。
- 利用するパフォーマンストレーサ(必須)
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利用するパフォーマンストレーサを選択します。
- 利用するスマートエージェント(必須)
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利用するスマートエージェントを選択します。
- スプールディレクトリ
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スプールディレクトリを絶対パスで指定します。ファイルセパレータには,「 / 」を使用します。デフォルトは,「<Application Serverのインストールディレクトリ>/CTM/spool」です。
- CTMドメイン名
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CTMドメインの識別名を指定します。デフォルトは,「CTMDOMAIN」です。
- ポート番号
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CTMドメインマネジャが使用するポート番号を指定します。デフォルトは,「20137」です。
- CTMの設定
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- 論理サーバ名
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選択したホストに定義されているCTMが表示されます。
- 利用するCTMドメインマネジャ(必須)
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利用するCTMドメインマネジャを選択します。
- CTM識別子
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CTM識別子を指定します。
- ポート番号
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CTMが使用するポート番号を指定します。デフォルトは,「20138」です。
- ネーミングサービスのポート番号
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論理CTMが提供するネーミングサービスのポート番号を指定します。デフォルトは,「20348」です。
- [適用]ボタン
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指定した情報を反映します。
- [リセット]ボタン
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指定した情報をリセットします。