9.2.1 ホストの定義
[ホストの定義]画面を次の図に示します。
(1) 機能概要
論理サーバを配置するホストを定義します。
- ホスト名を付けるときの考慮点
-
ホスト名を付けるときには,次の点を考慮してください。
-
IPアドレスの変更に依存しない名称を指定する
構成定義で定義したホスト名を変更する必要がある場合,配置されている論理サーバをすべて削除した状態で,ホストをいったん削除し,再定義する必要があります。このため,[ホスト名]にはIPアドレスではなく,DNSサーバに登録されているホスト名を使用するなど,IPアドレスの変更に依存しない名称を指定することを推奨します。
-
localhostなどのループバックアドレスを表すホスト名を使用しない
localhostなどのループバックアドレスを表すホスト名を使用した場合,「論理サーバの環境設定」でJ2EEサーバの設定読み込みをしたときに,論理サーバ名が解決できない場合やホスト固定の設定がデフォルト値に設定される場合があります。そのため,localhostなどのループバックアドレスを表すホスト名は使用しないことを推奨します。
なお,設定読み込み時の動作の詳細については,「10.8.28 論理J2EEサーバの設定読み込み」の画面詳細の注意事項を参照してください。
-
(2) 表示手順
画面の表示手順を次に示します。
-
運用管理ポータルで[運用管理ドメインの構成定義]アンカーをクリックします。
-
[ホストビュー]タブ−[ホスト]をクリックします。
-
[ホストの定義]タブをクリックします。
(3) 操作手順
画面での操作手順を次に示します。
-
[ホスト名],[表示名]などを指定します。
-
[定義]ボタンをクリックします。
エラーが表示された場合は,[戻る]アンカーをクリックして原因を取り除き,再度実行します。
(4) 画面詳細
画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- ホスト名(必須)
-
論理サーバを配置するホスト名またはIPアドレスを指定します。何も指定しない場合,またはホスト名に使用できない文字が指定された場合,エラーとなります。
- 表示名
-
ホストの表示名を指定します。何も指定しない場合は,ホスト名を仮定します。
- 説明
-
ホストの説明を指定します。指定は任意です。
- 運用管理エージェントのポート番号
-
運用管理エージェントのポート番号を指定します。運用管理エージェントのポート番号の初期値は「20295」です。何も指定しない場合,「20295」を仮定します。
- 運用管理エージェントのホスト名
-
運用時に各サーバにアクセスするために使用するIPアドレスと,管理時にManagement Serverから運用管理エージェントにアクセスするために使用するIPアドレスを区別する場合に,運用管理エージェントのホスト名またはIPアドレスを指定します。何も指定しない場合は,ホスト名を仮定します。
- [定義]ボタン
-
指定した内容でホストを定義します。
- [リセット]ボタン
-
指定した内容をリセットします。