7.5.2 「論理サーバの環境設定」での規則
「論理サーバの環境設定」での規則を次に示します。
(1) ポート番号のチェック
Management Serverが管理しているポート番号については,同一ホスト内で同じ番号を使用した論理サーバがある場合,[適用]ボタンをクリックすると,警告メッセージが表示されます(設定情報は更新されます)。
また,一つの論理サーバ内で複数のポート番号を指定できる場合,同じポート番号が指定されていたときに,[適用]ボタンをクリックすると,エラーメッセージが表示されます(設定情報は更新されません)。
(2) 時間,ログファイルサイズなどの選択
タイムアウト時間,およびログファイルのサイズは,メニューから選択できます。選択できる範囲外の内容が設定されている論理サーバの設定内容を読み込んだとき,メニューには,その内容がそのまま表示されます(別の値を選択して[適用]ボタンをクリックすると削除されます)。
(3) 置換文字列の指定
テキスト入力フィールドに,置換文字列(設定情報の入力時に自動的に変換される値)を指定できます。指定できる置換文字列を次に示します。
-
&{cosminexus.home}
該当ホストのApplication Serverのインストールディレクトリに置換します。設定ファイルの内容の読み込み時,\または/で区切られたApplication Serverのインストールディレクトリと同一の値について,置換文字列に変換して読み込みます。
-
&{server.name}
サーバ名に置換します。ここで置換するサーバ名は,「運用管理ドメインの構成定義」で定義した実サーバ名の値で置換されます。設定ファイルの内容の読み込み時,該当論理サーバで定義されている実サーバ名と同一の値について,前後に\または/がある場合だけ置換文字列に変換して読み込みます。
J2EEサーバの実サーバ名が「Server1」の場合,変換される例と変換されない例を次に示します。
-
&{hws.home}
該当ホストのHTTP Serverのインストール先に置換します。\または/で区切られたHTTP Serverのインストール先と同一の値について,置換文字列に変換して読み込みます。
表7‒4 置換文字列の例 Windowsの場合
UNIXの場合
変換される例
\Server1 → \&{server.name}
/Server1 → /&{server.name}
Server1\ → &{server.name}\
Server1/ → &{server.name}
\Server1\ → \&{server.name}\
/Server1/ → /&{server.name}/
変換されない例
\Server1.log → \Server1.log
/Server1.log → /Server1.log
\pre_Server1\ → \pre_Server1\
/pre_Server1/ → /pre_Server1/
(4) ディレクトリの指定
テキストフィールドにディレクトリを指定する場合は,引用符(")やアポストロフィ(')で囲まないでください。