21.3 TimerManagerを使用した非同期タイマ処理
この節では,TimerManagerを使用した非同期タイマ処理について説明します。
この節の構成を次に示します。
分類 |
タイトル |
参照先 |
---|---|---|
解説 |
TimerManagerを使用したスレッドのスケジューリング方式 |
|
TimerManagerのライフサイクル |
||
TimerManagerのステータス遷移 |
||
TimerManagerの多重スケジュール数 |
||
実装 |
TimerManagerを使用したアプリケーションの開発 |
TimerManagerを使用した非同期タイマ処理では,Java EE環境で,実行間隔を指定してスレッドの非同期処理をスケジューリングできます。バックグラウンドでは,コンテナで管理されたスレッドを使用するため,安全にタスクを実行できます。
スケジューリングする処理は,TimerListenerで実装します。スケジュール元となるEJBやサーブレットでTimerManagerのメソッドを実行することで,TimerListenerに実装した処理がスケジューリングされます。また,TimerManagerのscheduleメソッドから返されたTimerを使用することで,スケジュールの応答やキャンセルができます。
TimerManagerを使用するには,EJB属性やサーブレット属性の<resource-ref>タグに,TimerManagerに関する情報を定義します。EJBやサーブレットは,デプロイ時に<res-ref-name>タグに定義した名前でルックアップしてTimerManagerを使用します。