20.6.1 DB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できるプロパティ
次に示すDB Connectorに設定する<config-property>タグに指定できる値について説明します。
-
クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(ルートリソースアダプタ)
-
クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(メンバリソースアダプタ)
- 〈この項の構成〉
(1) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(ルートリソースアダプタ)
-
DBConnector_CP_ClusterPool_Root.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。
指定できるプロパティについては,次の表を参照してください。
(2) クラスタコネクションプールを使用してOracleに接続する場合(メンバリソースアダプタ)
-
DBConnector_Oracle_CP_ClusterPool_Member.rar
トランザクション管理をしない場合,またはローカルトランザクションを使用する場合に使用します。
指定できるプロパティについては,次の表を参照してください。
表20‒12 DBConnector_Oracle_CP_ClusterPool_Member.rarを使用する場合に指定できるプロパティ config-property-name
config-property-type
config-property-value
CallableStatementPoolSize
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」
java.lang.Integer
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのCallableStatementのプール数を設定します。デフォルトは10です。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
CancelStatement
java.lang.Boolean
トランザクションタイムアウトやアプリケーション強制停止時に,Statementクラス,CallableStatementクラスおよびPreparedStatementクラスで実行中のSQLをキャンセルするかどうかを指定します。
-
trueを指定した場合
実行中のSQLをキャンセルします。
-
falseを指定した場合
実行中のSQLをキャンセルしません。
デフォルト値はtrueです。
専用サーバ接続をする場合は,falseを指定してください。
ConnectionIDUpdate
java.lang.Boolean
コネクションIDをDataSource#getConnectionメソッドごとに更新するかどうかを指定します。
-
trueを指定した場合
DataSource#getConnectionメソッドのたびにコネクションIDを生成します。
-
falseを指定した場合
最初のDataSource#getConnectionメソッドでコネクションIDを生成し,そのあとは更新しません。
デフォルト値はfalseです。
databaseName
java.lang.String
Oracleサーバ上の特定のデータベース名(SID)を指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetDatabaseNameメソッドに渡されます。
loginTimeout
java.lang.Integer
データベースへの接続試行のタイムアウトを,1〜2147483647の整数(単位:ミリ秒)で指定します。
有効範囲外の値を指定した場合には,デフォルト値が使用されます。デフォルト値は8000です。設定された値は秒単位に切り上げてOracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetLoginTimeoutメソッドに渡されます。
logLevel
java.lang.String
DB Connectorが出力するログ・トレースのレベルを指定します。
次の値が指定できます。
-
0またはERROR
-
10またはWARNING
-
20またはINFORMATION
デフォルトは,0またはERRORです。
portNumber
java.lang.Integer
Oracleのサーバが要求をリスニングするポート番号を指定します。デフォルトは1521番ポートです。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetPortNumberメソッドに渡されます。
PreparedStatementPoolSize
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」−「3.14.4」
java.lang.Integer
コネクションプールに割り当てられるコネクションごとのPreparedStatementのプール数を設定します。デフォルトは10です。
0を指定した場合,ステートメントをプールしません。
serverName
java.lang.String
Oracleサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。設定された値は,Oracle JDBC Thin DriverのDataSource系インタフェースのsetServerNameメソッドに渡されます。
url
java.lang.String
Oracle JDBC Thin Driverがデータベースに接続するために必要なJDBC URLを指定します。設定された値はOracle JDBC Thin DriverのsetURLメソッドに渡されます。
このプロパティに値が設定された場合,databaseName,portNumber,serverNameで指定された値は無視されます。また,ユーザがurlで指定を行う場合はJDBC URLにthinドライバを指定します。
(例)
jdbc:oracle:thin:@ServerA:1521:service1
-