18.24.1 DABroker Library動作環境定義ファイル
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
DABroker Library動作環境定義ファイルの形式について,OSごとに説明します。
(a) Windowsの場合
環境設定ユーティリティを使用してDABroker Libraryの動作環境を設定したときに,次のように環境変数が設定されます。
<環境変数>=<値>
DABroker Library動作環境定義ファイルに設定される項目については,「18.25 共通設定項目」,「18.26 拡張データベースアクセストレース設定項目」,「18.27 リモートアクセス設定項目」,および「18.28 for C++設定項目」を参照してください。
(b) UNIXの場合
次のように環境変数を指定します。
<環境変数>=<値>
- 指定方法
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#で始まる行はコメントとみなされます。
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「=」の前後にスペースまたはタブがある場合はエラーとなります。
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値に半角スペースを使用する場合は,'(シングルクォーテーション)で値を囲んで指定してください。
(例)DABTMP='/tmp/da b'
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値の後ろに半角スペース,タブおよび#以外の文字を記載した場合は,エラーとなります。
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値には,「$設定項目」で指定する値を引き継ぐことはできません。
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このファイルはDABブロックとOTHERSブロックで構成されます。各ブロックの設定内容を次に示します。
- DABブロック
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DABroker Libraryの動作環境を設定します。
DABroker Libraryでは,設定項目をチェックし,不正な名称などを指定した場合はエラーになります。なお,ここで指定する項目については,「18.25 共通設定項目」,「18.26 拡張データベースアクセストレース設定項目」,および「18.27 リモートアクセス設定項目」を参照してください。
- OTHERSブロック
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DBMSなどの動作環境を設定します。
DABroker Libraryでは,設定項目をチェックしません。このセクションに指定されたすべての項目を有効とします。なお,ここで指定する項目については,「18.29 HiRDBの設定項目」および「18.30 ORACLEの設定項目」を参照してください。
(2) ファイルの格納先
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Windowsの場合
<DABroker Library運用ディレクトリ>\conf
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UNIXの場合
<DABroker Library運用ディレクトリ>/conf
<DABroker Library運用ディレクトリ>は,<DABroker Libraryインストールディレクトリ>です。
UNIXの場合,サンプルファイル(/opt/DABroker/sample/dasysconf)をコピーしてファイルを作成してください。
(3) 機能
DABroker Libraryの動作に関する情報を定義します。
UNIXの場合,DABroker Library動作環境定義ファイルで定義する内容は,シェルの環境変数として設定することもできます。その場合,DABroker Library動作環境定義ファイルで設定した値よりもシェルの環境変数として設定した値が優先されます。
(4) 注意事項
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値を変更しない設定項目は削除しないでください。
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設定項目のexportは不要です。
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DABroker Libraryの起動中は,DABroker Library動作環境定義ファイルを変更しないでください。