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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


14.4.1 タイムアウトが発生したリクエストの特定

ここでは,リダイレクタでのレスポンス受信時にタイムアウトが発生した場合に,性能解析トレースを利用してタイムアウトが発生したリクエストを特定する方法について説明します。

リダイレクタでのレスポンス受信時にタイムアウトが発生した場合,メッセージKDJE41019-Eが出力されます。このメッセージには,次の情報が出力されます。

メッセージに出力された性能解析トレースのルートアプリケーション情報を,性能解析トレースファイルに出力されたルートアプリケーション情報と突き合わせて確認することで,性能解析トレース中のどこでリクエストのタイムアウトが発生したかを確認できます。

タイムアウトが発生したリクエストは,該当するルートアプリケーション情報を出力しているリクエスト処理内の,次の表に示すイベントIDのトレース情報で確認できます。オペレーション名に出力されているURIで,該当するリクエストを特定してください。

表14‒4 タイムアウトしたリクエストを確認するために使用できる性能解析トレース

イベントID

説明

0x8000

リクエスト処理要求の取得後に出力された情報です。

オペレーション名として,リクエストのURIが出力されます。

0x8100

リダイレクタ処理の完了後に出力された情報です。

オペレーション名として,リクエストのURIが出力されます。