8.22.9 @DiscriminatorValue
(1) 説明
SINGLE_TABLE戦略またはJOINED戦略で使用する識別用カラムの値を指定するアノテーションです。スーパークラスまたはサブクラスに指定できます。
適用可能要素は,クラスです。
なお,次の点に注意して指定してください。
-
@DiscriminatorValueの設定は継承されません。@DiscriminatorValueをエンティティクラスごとに設定する必要があります。
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@DiscriminatorValueの設定は,@DiscriminatorColumnのdiscriminatorTypeの型とlengthの長さに一致させる必要があります。
-
@DiscriminatorColumnのdiscriminatorTypeがINTEGERの場合は,次の点に注意してください。
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@DiscriminatorValueには,先頭に0や空白を含まない整数だけを指定してください。
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@DiscriminatorValueは省略できません。省略した場合の動作は保証しません。
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@DiscriminatorColumnのdiscriminatorTypeがINTEGER以外の場合は,@DiscriminatorValueを省略できます。このとき,valueの値がエンティティのクラス名であるものとして動作します。
(2) 属性
@DiscriminatorValueの属性の一覧を次の表に示します。
属性名 |
任意/必須 |
属性の説明 |
---|---|---|
必須 |
識別用のカラムに設定する値を指定する属性です。 |
CJPAプロバイダで対応する属性の詳細を次に示します。
(a) value属性
- 型
-
String
- 説明
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識別用カラムに設定する値を指定する属性です。
指定できる値は,識別用カラムの型に依存します。
- デフォルト値
-
エンティティ名