6.21.1 インプロセスHTTPサーバを使用しているJ2EEサーバを停止する場合の注意
インプロセスHTTPサーバを使用している場合,J2EEサーバを停止しようとしても停止しないか,停止までに長時間掛かることがあります。
これは,次の条件がすべて重なる場合に発生します。
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J2EEサーバを停止しようとした場合
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SOAPサービス側のWebサーバにインプロセスHTTPサーバを使用している場合
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webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.timeoutの値を大きく設定しているか,0を設定している場合
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運用中のSOAPサービスにコネクションプーリングが有効なSOAPクライアントが接続中であるか,一度でも接続したことがある場合
設定内容および停止方法ごとに,発生する可能性のある現象を次に示します。
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インプロセスHTTPサーバのwebserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.timeoutの値を大きく設定している場合
cjstopsvコマンドでJ2EEサーバを停止するときにKDJE39514-Wが出力され,最大でこのプロパティに設定した秒数分の時間が掛かることがあります。
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インプロセスHTTPサーバのwebserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.timeoutの値に0を設定している場合
J2EEサーバが停止しないことがあります。
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Management Serverを使用して停止した場合
論理サーバの停止に失敗したことを表すメッセージ(KEOS20011-E)が出力され,強制停止することがあります。
cjstopsvコマンド実行時にKDJE39514-Wが出力されて,J2EEサーバの停止に時間が掛かる場合は,cjstopsvコマンドに-fオプションを付けて再度実行し,J2EEサーバを停止してください。
Management Serverを使用して停止した場合,停止監視時間を設定しているときは,停止監視時間が経過すると強制停止されます。停止監視時間を設定していないときは,次の手順でJ2EEサーバを停止してください。
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運用管理ポータルで[論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックします。
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[サーバビュー]タブの[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[<J2EEサーバ名>]をクリックします。
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[起動/停止]タブをクリックします。
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[強制停止]ボタンをクリックします。