6.9.2 実行環境での設定(J2EEサーバの設定)
インプロセスHTTPサーバの通信タイムアウトの設定をする場合,J2EEサーバの設定が必要です。
ここでは,インプロセスHTTPサーバの通信タイムアウトの設定および設定例について説明します。
通信タイムアウトは,リクエストの受信時,またはレスポンスの送信時に設定します。リクエスト受信時およびレスポンス送信時の通信タイムアウトの設定についてそれぞれ説明します。
(1) リクエスト受信時の通信タイムアウトの設定
リクエスト受信時の通信タイムアウトは,クライアント−インプロセスHTTPサーバ間に設定します。
インプロセスHTTPサーバでのリクエスト受信時の通信タイムアウトは,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に次のパラメタを指定します。
- webserver.connector.inprocess_http.receive_timeout
-
クライアントからのリクエスト受信処理の待ち時間を指定します。
簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細は,「第3編 リファレンス(V9互換モード)」を参照してください。
(2) レスポンス送信時の通信タイムアウトの設定
レスポンス送信時の通信タイムアウトは,インプロセスHTTPサーバ−クライアント間に設定します。
インプロセスHTTPサーバでのレスポンス送信時の通信タイムアウトは,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に次のパラメタを指定します。
- webserver.connector.inprocess_http.send_timeout
-
クライアントへのレスポンス送信処理の待ち時間を指定します。
簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細は,「第3編 リファレンス(V9互換モード)」を参照してください。
(3) 設定例
インプロセスHTTPサーバの通信タイムアウトの設定例を次に示します。
: <param> <param-name>webserver.connector.inprocess_http.receive_timeout</param-name> <param-value>300</param-value> </param> <param> <param-name>webserver.connector.inprocess_http.send_timeout</param-name> <param-value>600</param-value> </param> :
この設定例では,リクエスト受信のタイムアウトに「300」秒,リクエスト送信のタイムアウトに「600」秒を設定しています。