5.4 ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分け
この節では,ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けについて説明します。
この節の構成を次の表に示します。
分類 |
タイトル |
参照先 |
---|---|---|
解説 |
ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの概要 |
|
ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの例 |
||
ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けの定義 |
||
設定 |
実行環境での設定(Smart Composer機能を使用する場合) |
|
実行環境での設定(Smart Composer機能を使用しない場合) |
||
注意事項 |
ラウンドロビン方式によるリクエストの振り分けに関する注意事項 |
Webコンテナがクラスタ構成で配置されている場合,リダイレクタを使用して,ラウンドロビン方式でそれぞれのWebコンテナにリクエストを振り分けられます。リダイレクタは,各リクエストに付けられたセッションIDを参照することで,同一のWebクライアントから来たリクエストが常に同一のWebコンテナへ転送されるように,リクエストを振り分けます。ただし,セッションのクッキー名をデフォルトの「JSESSIONID」からほかの名称に変更した場合,同一のWebクライアントから来たリクエストを同一のWebコンテナに転送する動作は保証されません。
また,振り分け先のWebコンテナの処理性能が異なる場合などには,負荷パラメタを定義することで,ホストごとの負荷の割合を調整することもできます。この方式でリクエストを振り分ける場合は,振り分け処理をする各Webコンテナに,それぞれ同じWebアプリケーションがデプロイされていることが前提になります。