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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


12.3.1 代替機能への移行

アプリケーションサーバ Version 9およびDeveloper Version 9で使用していた機能は,アプリケーションサーバ Version 11およびDeveloper Version 11で動作させるために,代替機能への移行が必要な場合があります。次の表を確認して,必要な場合はアプリケーションを移行してください。表に記載されていない機能についてはアプリケーションサーバ Version 9およびDeveloper Version 9と互換性があります。

表12‒3 アプリケーションの移行が必要な場合

機能

移行が必要な場合

参照先

Servlet

Servlet 3.0の非サポートAPIを使用していて,UnsupportedOperationException例外がスローされることを期待していた場合

12.3.2(1)

動的サーブレット定義APIを使用して,コンテキストルート(URLパターンが”/”)にマッピングするようにServletRegistrationのaddMappingメソッドを呼び出しているが,正常にマッピングされることを期待していなかった場合

12.3.2(2)

CDI

CDIのアノテーションをアプリケーション内で使用しているが,beans.xmlをアプリケーションアーカイブ内に格納していない状態で,CDIが動作することは期待していなかった場合

12.3.3(1)

Portable Extensionの実装クラスを持つライブラリをクラスパスに追加しているか,またはアプリケーション内に格納しているが,Portable Extensionが動作することを期待していなかった場合

12.3.3(2)

JAX-RS

Cosminexus JAX-RSエンジンを使用していた場合(「cjjaxrs.jar」をクラスパスに追加していた場合)

12.3.4(1)

Cosminexus JAX-RSエンジン独自のパラメタを使用していた場合

12.3.4(2)

Cosminexus JAX-RSエンジン独自のRESTful Webサービス用クライアントAPIを使用していた場合

12.3.4(3)

JPA

CJPAプロバイダ独自のパラメタを使用していた場合

(「cosminexus.jpa」から始まる名称のユーザプロパティ,またはpersistence.xmlの<property>タグ指定値)

12.3.5(1)

アプリケーション内でコンテナ管理の永続化ユニットや永続化コンテキストを使用していた場合

次のどれかを使用している場合が該当
  • javax.persistence.PersistenceUnitアノテーション

  • javax.persistence.PersistenceContextアノテーション

  • DDの<persistence-unit-ref>要素

  • DDの<persistence-context-ref>要素

12.3.5(2)

永続化先データベースにHiRDB以外を使用していた場合

12.3.5(3)

JSF

JSFを使用していた場合(「cjsf.jar」をクラスパスに追加していた場合)

12.3.6(1)