10.7.1 バックアップ作業ディレクトリ
J2EEサーバの移行コマンドを実行すると,J2EEサーバの作業ディレクトリ内のファイルを変換する前にバックアップを作成します。このマニュアルでは,バックアップされた作業ディレクトリのことを,バックアップ作業ディレクトリと呼びます。バックアップ作業ディレクトリには,移行前の情報(ファイル)が残ります。移行コマンドの実行が終了したとき,バックアップ作業ディレクトリは自動的に削除されません。
- 注意事項
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WindowsおよびUNIX共に,バックアップ作業ディレクトリは作業ディレクトリの直下に作成されます。その際,バックアップ作業ディレクトリ名は,作業ディレクトリに「_old」が付いた名称になります。
バックアップ作業ディレクトリの例を次に示します。
Windowsの場合
作業ディレクトリ
<製品のインストールディレクトリ>\CC\server\public
バックアップ作業ディレクトリ
<製品のインストールディレクトリ>\CC\server\public\public_old
UNIXの場合
作業ディレクトリ
/opt/Cosminexus/CC/server/public
バックアップ作業ディレクトリ
/opt/Cosminexus/CC/server/public/public_old
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作業ディレクトリの移行が必要ないバージョンからのバージョンアップの場合,cjenvupdateコマンドは作業ディレクトリの移行は行いません。この場合,バックアップ作業ディレクトリは作成されません。
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