8.2.2 PRFトレース取得レベル
性能解析トレースでは,次の4種類のPRFトレース取得レベルを設定してトレースを出力できます。レベルによって,トレース取得ポイントの数が異なります。トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについては,表8-2の参照先を参照してください。
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各機能レイヤの境界(入り口と出口)を識別できるトレース情報を出力します。
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標準レベルの出力内容に加えて,各機能レイヤ内処理のトレース情報も出力します。
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障害発生時などの保守情報を取得するためのレベルです。
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トレース情報の出力を抑止するためのレベルです。RMI,JSF 2.2,JAX-RS,Java Batch,WebSocket,およびConcurrency Utilitiesの機能レイヤに設定できます。
Management Serverを利用して運用している場合は,簡易構築定義ファイルで,すべての機能レイヤに対して共通のレベルを設定して,トレース情報を出力します。
なお,次節以降は,トレース取得レベルが標準レベルと詳細レベルのトレース取得ポイントについて説明します。保守レベルは,障害発生時などの保守情報を取得するためのレベルのため,通常は収集する必要はありません。