3.3.8 Webサーバのログ取得の設定
ここでは,Webサーバのログ取得で設定できる項目について説明します。ログ取得の設定対象となるWebサーバは,HTTP Serverです。
Webサーバが出力するログには,エラーログ,アクセスログ,リクエストログなどがあります。出力するログの詳細については,マニュアル「HTTP Server」を参照してください。Webサーバの出力するログのうち,エラーログ,アクセスログおよびリクエストログは,出力先やログの出力方式などを簡易構築定義ファイルで変更できます。
Webサーバのログ取得で変更できる設定項目と,項目に対応する簡易構築定義ファイルのパラメタを次の表に示します。
また,エラーログ,アクセスログおよびリクエストログに出力する時刻ならびに時間の単位を,論理Webサーバ(web-server)の<configuration>タグ内のHWSLogTimeVerboseパラメタで指定できます。
- 注意事項
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Management Serverを利用してWebサーバの動作確認をする場合に,動作確認用のログを通常のログ(アクセスログ)と別に出力するときには,簡易構築定義ファイルでの設定が必要です。論理Webサーバ(web-server)の<configuration>タグ内でSetByパラメタに「item」を指定して,AppendDirectivesパラメタとHttpsdCustomlogFormatパラメタを設定してください。
AppendDirectivesパラメタとHttpsdCustomlogFormatパラメタの設定例を次に示します。ここでは,動作確認用のログをラップアラウンド方式で取得する場合を例にして説明します。ログの出力方式に応じて,AppendDirectivesパラメタ内のCustomLogディレクティブの記述を変更してください。
- AppendDirectivesパラメタの設定例
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Windowsの場合
<param> <param-name>AppendDirectives</param-name> <param-value> <![CDATA[ SetEnvIf Remote_Addr ^127\.0\.0\.1$ Env_ManagerHealthCheck CustomLog "|\"\"<製品のインストールディレクトリ>/httpsd/sbin/rotatelogs2.exe\" \"<製品のインストールディレクトリ>/httpsd/servers/HWS_<論理Webサーバの実サーバ名>/logs/access_manager\" 8192 5\"" hws_std env=Env_ManagerHealthCheck ]]> </param-value> </param>
UNIXの場合
<param> <param-name>AppendDirectives</param-name> <param-value> <![CDATA[ SetEnvIf Remote_Addr ^127\.0\.0\.1$ Env_ManagerHealthCheck CustomLog "|/opt/hitachi/httpsd/sbin/rotatelogs2 \"/opt/hitachi/httpsd/servers/HWS_<論理Webサーバの実サーバ名>/logs/access_manager\" 8192 5" hws_std env=Env_ManagerHealthCheck ]]> </param-value> </param>
- HttpsdCustomlogFormatパラメタの設定例
<param> <param-name>HttpsdCustomlogFormat</param-name> <param-value>hws_std env=!Env_ManagerHealthCheck</param-value> </param>