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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


3.2.1 設定できる内容

ここでは,資料取得方法として設定できる内容について説明します。

トラブルシューティングで使用する資料の一部では,取得方法として次の内容を設定できます。設定できる内容は,資料によって異なります。

なお,次のプロセスが出力する資料の一部では,出力先ファイルを切り替えるタイミング,および切り替えの際のファイル名の付与規則を選択できます。

注※ 統合ログに対してシフトモードを設定した場合に対象になります。

ここでは,これらのプロセスで選択できる出力先ファイルを切り替えるタイミング,およびファイル名の付与規則について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 出力先ファイルを切り替えるタイミング

一部の資料では,資料の出力先ファイルを切り替える方法を次の2種類から選択できます。

ファイルサイズで切り替える方法

出力先ファイルのファイルサイズが一定のサイズになったタイミングで,ログの出力先を次のファイルに切り替える方法です。ファイルサイズは資料ごとに指定できます。ただし,一部の資料ではファイルサイズは固定です。

時刻とファイルサイズで切り替える方法

指定した時刻になったタイミング,または出力先のファイルサイズが一定のサイズになったタイミングで,ログの出力先を次のファイルに切り替える方法です。

切り替え方法は,プロセス単位で設定できます。

時刻とファイルサイズで切り替える方法を選択した場合に,時刻だけで切り替えるようにしたいときは,ファイルサイズとして,想定しているログの出力量よりも大きい値を指定してください。また,時刻で出力先ファイルが切り替わった場合に作成される新しいファイルのヘッダ情報は,ログを出力するプロセスがログの初期化を行った日時になります。

なお,時刻とファイルサイズで切り替える方法の対象になるファイルについては,「5.2 アプリケーションサーバのログ」を参照してください。

注意事項

時刻とファイルサイズで切り替える方法を選択した場合,OSのリソースの負荷状況によって,出力先ファイルを切り替えるタイミングが,指定した時刻よりも数ミリ秒〜数秒遅れることがあります。

また,指定した時刻にログ出力を行うプロセス(J2EEサーバなど)が起動していない場合,指定した時刻を過ぎたあとの次回起動時に切り替えは行わず,既存ファイルに追加書きします。例えば,切り替える時刻を12:00:00に指定し,11:00:00にプロセスを停止した場合,13:00:00に起動したプロセスは,既存のファイルにログを追加書きします。

(2) 出力先ファイル切り替え時のファイル名付与規則

出力先ファイルには,資料ごとに固有の文字列と通番で構成されたファイル名が設定されます。通番の付与規則は,次の2種類のモードから選択できます。

ラップアラウンドモード

資料固有の文字列がxxxの場合,xxx1.log,xxx2.log…のように通番が付与されたファイルが作成されます。通番の範囲は,1〜(出力先ファイル面数)です。出力先ファイル面数分のファイルが作成されたあとで出力先変更が発生すると,資料の出力先が通番1のファイルに切り替わります。

ラップアラウンドモードの場合のファイル名付与規則を次の図に示します。

図3‒1 ラップアラウンドモードの場合のファイル名付与規則

[図データ]

シフトモード

その時点で資料が出力されているファイルは,資料固有の文字列だけのファイル名になります。通番は付与されません。指定した時刻に出力先が切り替わったあとで,過去のファイルに対して通番が付与されます。

資料固有の文字列がxxxの場合,その時点で資料が出力されるファイルは,xxx.log(通番なしのファイル名)になります。過去の出力先ファイル名は,xxx1.log,xxx2.log…のように通番が付与されたファイル名に変更(リネーム)されます。このとき,通番が小さいファイルから順に,新しいファイルとなります。

通番の範囲は,1〜(出力先ファイル面数)です。このため,ファイルの合計数は,指定した出力先ファイル面数+1(現在の出力先ファイル分)となります。

シフトモードの場合の出力先切り替えの流れを次の図に示します。

図3‒2 シフトモードの場合の出力先切り替えの流れ

[図データ]

シフトモードの対象になるファイルについては,「5.2 アプリケーションサーバのログ」を参照してください。

なお,Windowsの場合,ファイルが削除される際に,ほかのプロセスが使用中のファイルが一時的に退避されることがあります。この場合,元のファイル名の末尾に「#removed#[n]」(nは0以上の整数)が付与されたファイルが一時的に作成されます。このファイルは,すべてのプロセスからのそのファイルに対する処理が完了したあとで,自動的に削除されます。