付録B.1 システムの起動と停止
システムの要求事項によって,系切り替えの構築に必要なTPBrokerの機能と環境設定項目を決定します。
まず,次の機能を使用するかどうかを決定してください。
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ORB機能
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OTS機能
また,OTS機能を使用する場合,共有ディスクを使用します。
- 〈この項の構成〉
(1) ORB機能
スマートエージェントやスマートエージェントに接続するプロセスをクラスタソフトウェア(HAモニタ)で運用する場合は,ORB機能に関する各種IPアドレスを設定する必要があります。詳細については,「付録B.2 ORB機能使用時の設定」を参照してください。
なお,スマートエージェントに接続するプロセスとは,CORBAネーミングサービス,CTMデーモンおよびスマートエージェントを使用するJ2EEサーバ※のことです。
(3) クラスタ構成で運用するための留意点
TPBrokerをクラスタ構成で運用する場合,次の点に留意してください。
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TPBrokerを含むプログラム群は各系のローカルディスクに格納してください。
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すべての系のTPBrokerのバージョンを統一してください。
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すべての系のTPBrokerのシステム環境定義を統一してください。
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J2EEアプリケーションで使用するポート番号が固定の場合,すべての系で同じポート番号が使用できるように管理してください。