19.5.6 サーバ対応の環境設定
HAモニタでのサーバ対応の環境設定では,系で稼働させる実行サーバや待機サーバの環境を定義します。
- 実行系(N台)の場合
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N台で個別の設定が必要です。
- 待機系(リカバリ専用1台)の場合
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N台分の実行系の設定が必要です。
serversという定義ファイルに,N:1リカバリシステム用のサーバ対応の環境を定義してください。サーバ対応の環境設定での設定内容を次の表に示します。
serversファイルのサンプルを次に示します。なお,サンプル中の「N」や「N+1」は,N番目またはN+1番目の値であることを意味します。
- serversファイルのサンプル(実行系の場合)
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このサンプル中で下線の引いてある個所は,実行系ごとに内容が異なる個所であることを示します。
server name $name_N, alias $alias_N, acttype monitor, initial online, termcommand /home/manager/hamon/bin/stop.sh, disk $disk_N, lan_updown use, fs_name $fs_name_N, fs_mount_dir /hamon, patrolcommand /home/manager/hamon/bin/monitor.sh, servexec_retry 3, waitserv_exec yes, actcommand /home/manager/hamon/bin/start.sh;
- serversファイルのサンプル(待機系の場合)
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このサンプル中では,リカバリ処理を実行するコマンドを一つにするため,実行系ごとに異なる情報(エイリアス名,エイリアスIPアドレス,マウントディレクトリ)は引数として渡しています。また,このサンプル中で下線の引いてある個所は,実行系のserversファイルと内容が異なる個所であることを示します。
server name $name_N, alias $alias_N, acttype monitor, initial standby, termcommand /home/manager/hamon/bin/stop.sh, disk $disk_N, lan_updown use, fs_name $fs_name_N, fs_mount_dir $mnt_N, patrolcommand "/opt/hitachi/HAmon/bin/monend $alias_N", servexec_retry 3, waitserv_exec yes, actcommand "/home/manager/hamon/bin/recover.sh $alias_N $ip_N $mnt_N"; server name $name_N+1, alias $alias_N+1, acttype monitor, initial standby, termcommand /home/manager/hamon/bin/stop.sh, lan_updown use, disk $disk_N+1, fs_name $fs_name_N+1, fs_mount_dir $mnt_N+1, patrolcommand "/opt/hitachi/HAmon/bin/monend $alias_N+1", servexec_retry 3, waitserv_exec yes, actcommand "/home/manager/hamon/bin/recover.sh $alias_N+1 $ip_N+1 $mnt_N+1";
待機系のserversファイルの設定内容のポイントについて説明します。
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待機系のserversファイルには,N台分の実行系の設定を記述してください。また,実行系に対応したエントリを記述してください。
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リカバリ処理を実行するコマンドを一つにするため,実行系ごとに異なる情報(エイリアス名,エイリアスIPアドレス,マウントディレクトリ)は引数として渡すことをお勧めします。
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