18.5.3 設定ファイルの編集
設定ファイルを編集します。ここでは,HAモニタと連携する場合に注意が必要な設定ファイルについて説明します。
(1) 運用管理エージェントの設定
adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)に設定する項目のうち,HAモニタと連携する場合に留意する設定項目について説明します。なお,adminagent.propertiesについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.1 adminagent.properties(運用管理エージェントプロパティファイル)」を参照してください。
(2) Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)の設定
/opt/Cosminexus/manager/configディレクトリ下に,Management Serverの運用管理コマンド(mngsvrutil)のクライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)を用意し,Management Serverの管理ユーザのユーザIDとパスワードを設定してください。また,クライアント側共通定義ファイルには適切なアクセス権限を設定してください。
このファイルは,運用管理エージェントのプロセスを監視するスクリプト,論理サーバを起動および停止するスクリプトで,mngsvrutilコマンドを実行する際に使用します。
なお,mngsvrutilコマンドのクライアント側共通定義ファイル(mngsvrutilcl.properties)については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.16 mngsvrutilcl.properties(mngsvrutilコマンドのクライアント側共通定義ファイル)」を参照してください。
(3) Management Serverの設定
mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)に設定する項目のうち,HAモニタと連携する場合に留意する設定項目について説明します。なお,mserver.propertiesファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.6 mserver.properties(Management Server環境設定ファイル)」を参照してください。
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com.cosminexus.mngsvr.logical_server_abnormal_stop.exit
論理サーバの稼働状況を示すステータスが異常停止状態(自動再起動回数を超えた状態,または自動再起動回数の設定が0の場合で障害を検知した状態)になったタイミングで系を切り替えるための設定をします。
設定例を次に示します。
com.cosminexus.mngsvr.logical_server_abnormal_stop.exit=true
- 注意事項
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Management Serverに自動再起動を設定している場合,このタイミングでは系切り替えが実行されません。このタイミングで系切り替えを実行する場合は,Management Serverに自動再起動を設定しないでください。
また,次の項目を必要に応じて設定してください。
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webserver.connector.http.bind_host
webserver.connector.http.bind_hostキーに実IPアドレスを指定します。
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mngsvr.myhost.name
mngsvr.myhost.nameキーに実IPアドレスを指定します。
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com.cosminexus.mngsvr.management.host
com.cosminexus.mngsvr.management.hostキーに仮想IPアドレスを指定します。