17.3.3 1:1系切り替えシステムでの系切り替え処理の流れ
1:1系切り替えシステムでの系切り替え時の動作と,処理の流れについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 系切り替えの動作
1:1系切り替えシステムでの系切り替えは次の図のようにして行われます。この図では,系Aに障害が発生し,系Bに切り替える場合の例を示します。
(2) 系切り替えの処理の流れ
1:1系切り替えシステムで適用できる系切り替えには,自動系切り替えと計画系切り替えの二つがあります。自動系切り替えとは,クラスタソフトウェアが自動的に系を切り替える方法です。実行系に障害が発生したときは,自動系切り替えになります。一方,計画系切り替えとは,オペレータが系を保守する際に,計画的に系を切り替える方法です。実行系からクラスタソフトウェアのコマンドを使用して切り替えます。
ここでは,系切り替え処理の流れについて,自動系切り替えの場合と計画系切り替えの場合に分けて説明します。
(a) 自動系切り替えの処理の流れ
1:1系切り替えシステムでの自動系切り替えの処理の流れについて説明します。ここでは,実行系である系Aに障害が発生し,待機系である系Bに切り替えるときの流れについて説明します。
アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステムでの自動系切り替えの処理の流れを次の図に示します。
運用管理サーバの1:1系切り替えシステムでの自動系切り替えの処理の流れを次の図に示します。
(b) 計画系切り替えの処理の流れ
1:1系切り替えシステムでの計画系切り替えの処理の流れについて説明します。ここでは,クラスタソフトウェアのコマンドを使用して,実行系である系Aを待機系に,待機系である系Bを実行系に切り替えるときの流れについて説明します。
アプリケーションサーバの1:1系切り替えシステムでの計画系切り替えの処理の流れを次の図に示します。
運用管理サーバの1:1系切り替えシステムでの計画系切り替えの処理の流れを次の図に示します。