14.3.1 mngsvrutilコマンドの実行環境の設定
JP1/AJSと連携してアプリケーションサーバシステムの運用を自動化する場合,論理サーバやJ2EEアプリケーションの実行には,Management Serverの運用管理コマンドであるmngsvrutilコマンドを利用します。mngsvrutilコマンドの実行環境は,mngsvrutilコマンドのクライアント側定義ファイル(.mngsvrutilrc)に設定します。
アプリケーションサーバの運用管理サーバで,JP1/Baseのユーザマッピングで設定したOSユーザ(JP1/AJSがmngsvrutilコマンドを起動するときのOSユーザ)のホームディレクトリに,クライアント側定義ファイルを作成して,次のパラメタを指定します。
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Management Serverのホスト名とポート番号を指定します。
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Management Serverのmngsvrctl setupコマンドで設定した管理ユーザIDを指定します。
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Management Serverのmngsvrctl setupコマンドで設定したパスワードを指定します。パスワードを設定していない場合,このパラメタの指定は省略できます。
Windowsの場合,アプリケーションサーバのカスタムジョブを利用して,論理サーバやJ2EEアプリケーションを実行する場合は,これら以外のパラメタの指定は無効になります。
クライアント側定義ファイルは,mngsvrutilコマンドのオプションのデフォルト値を設定するファイルです。
なお,mngsvrutilコマンドの実行環境を変更したい場合は,Management Serverの運用管理コマンドであるmngsvrutilコマンドのサーバ側定義ファイル(mngsvrutil.properties)で変更します。
ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.2.15 mngsvrutil.properties(mngsvrutilコマンドのサーバ側定義ファイル)」を参照してください。