14.3.4 ユーザマッピングと認証情報の定義ファイル
(1) CSV形式ファイルの追加仕様
属性の一覧を指定するファイルのフォーマットでは,「14.3.1 CSV形式ファイルの基本仕様」で示した仕様に次の仕様が付加されます。
-
1行目にヘッダ情報,2行目以降に登録するデータの行となります。
-
各項目の内容はヘッダによって決まります。
-
コンマ(,)を続けて指定した場合は,その位置のオプションが省略されたものとします。
(2) 指定方法
- 1行目に指定する内容
-
次の表に示すヘッダ情報を指定します。各項目はASCII文字で入力し,半角のコンマ(,)で区切ります。項目IDの指定順序は任意です。
表14‒4 指定するヘッダ情報(ユーザマッピングと認証情報の定義ファイル) 項目ID
指定項目
指定内容
属性
登録者の識別子
レルム名を指定します。ここで指定された名前の下にユーザエントリが作成されます。
必須
ユーザID
必須
認証情報
暗号化して保存するデータ
任意
暗号化する必要のない保存データ
任意
接続先システムのユーザ
ユーザ管理を持つアプリケーションのユーザ名を指定します(xxxxは各REALMNAMEを指定します)。
任意
行に対するコマンド
ラインオペレーションを指定します。この指定は,一つのファイル内で,追加,変更,および削除を共用して指定できます。
任意
項目ID以外の名称が指定された場合は,その欄は無視されます。
LINK_xxxxはシングルサインオン情報リポジトリに登録されているレルムごとに作成される項目IDです。
- 2行目以降
-
実際に登録するデータを,半角のコンマ(,)で区切って指定します。
(3) JAAS対応ユーザ管理を持つアプリケーションのユーザ定義
LINK_xxxx項目IDのxxxx部分に接続先のユーザ管理を持つアプリケーションを表すレルム名が表示されます。この項目欄にユーザIDを指定して接続先を定義します。ここに指定する内容は,次の操作で追加,変更できます。
- 追加
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対象のLINK_xxxx項目に接続先のユーザ管理を持つアプリケーション(レルム)のユーザIDを記述します。
- 変更
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対象のLINK_xxxx項目に接続先のユーザ管理を持つアプリケーション(レルム)のユーザIDに変更します。
- 解除
-
対象のLINK_xxxx項目からユーザIDを削除(何も記述しない)します。