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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 セキュリティ管理機能編


8.3.2 仮想サーバマネージャが実行する負荷分散機のAPI

仮想サーバマネージャが実行する負荷分散機のAPIについて説明します。

負荷分散機のAPIシーケンス図の例を次に示します。ここでは,vmiunit update(新規に構築する場合)で,cookieスイッチングを使用しています。

図8‒2 負荷分散機のAPIシーケンス図の例(vmiunit update(新規に構築する場合))

[図データ]

VirtualServerは,負荷分散機上で,リクエストの受け口となる仮想的なサーバを表すオブジェクトです。管理ユニットごとに一つ作成されます。ServiceGroupは,負荷分散機上のVirtualServerで受けたリクエストのサービス管理をするオブジェクトです。VirtualServerごとに一つ作成されます。RealServerは,負荷分散機上で,VirtualServerで受けたリクエストの振り分け先となる実際のサーバを表すオブジェクトです。管理ユニットに属する仮想サーバの数だけ作成されます。

ACOSでcookieパーシステンスを使用したAPIで接続する場合は,事前にCookiePersistence(cookieパーシステンス)を作成する必要があります。CookiePersistenceでは,cookieによるセッションの維持期間を設定します。なお,使用済みのCookiePersistenceは必要に応じて削除してください。CookiePersistenceの作成,削除方法の詳細は,使用する負荷分散機のドキュメントを参照してください。

参考

VirtualServer,ServiceGroup,RealServerおよびCookiePersistenceの名称は,負荷分散機の製品によって異なります。