7. 明示管理ヒープ機能を使用したFullGCの抑止
アプリケーションサーバでは,Javaアプリケーション実行時に,Javaオブジェクトの配置先としてJavaヒープとは別のメモリ空間を使用できます。この機能を明示管理ヒープ機能といいます。明示管理ヒープ機能を効果的に使用することで,FullGCの発生を抑止できます。
この章では,明示管理ヒープ機能を使用したFullGCの抑止について説明します。
なお,G1GCを使用した場合に,明示管理ヒープ機能を使用できません。G1GC使用時に-XX:+HitachiUseExplicitMemoryを指定した場合,次のメッセージを標準出力に出力してJavaVMを終了します。
Using -XX:+UseG1GC and -XX:+HitachiUseExplicitMemory at the same time is not supported.
また,アプリケーションサーバでは,明示管理ヒープ機能がデフォルトで有効になります。そのため,G1GCを使用する場合は,-XX:-HitachiUseExplicitMemoryを指定してください。
- 〈この章の構成〉
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