17.5.4 J2EEアプリケーションへのプロパティの設定
J2EEアプリケーションのプロパティ設定には,サーバ管理コマンドを使用します。
なお,ここでは,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーション(EAR形式/ZIP形式)や展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションが作成済みであることを前提に,J2EEアプリケーションの設定方法について説明します。J2EEアプリケーションは,WTPなどを使用して,アプリケーション開発時に作成しておいてください。アプリケーションの作成については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」の「4. Eclipseを使用したJ2EEアプリケーションの開発」を参照してください。
- 参考
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サーバ管理コマンドでは,作成済みのEJB-JARファイルやWARファイルから,アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションを作成することもできます。サーバ管理コマンドでのアーカイブ形式のJ2EEアプリケーションの作成については,「17.3 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーション」を参照してください。
J2EEアプリケーションの設定の流れを次の図に示します。
図中の1.〜3.について説明します。
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サーバ管理コマンドを使用してJ2EEアプリケーションをインポートします。
cjimportappコマンドを使用して,J2EEアプリケーションをインポートします。
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アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションをインポートする場合には,-fオプションにEAR形式/ZIP形式のファイルを指定します。
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展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションをインポートする場合には,-aオプションにアプリケーションディレクトリを指定します。
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EAR形式/ZIP形式のファイルを展開ディレクトリ形式でインポートする場合には,-fオプションにEAR形式/ZIP形式のファイルを,-dオプションにアプリケーションディレクトリとなる展開先のディレクトリを指定します。
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サーバ管理コマンドを使用してJ2EEアプリケーションにサーブレットフィルタを追加します。
サーブレットフィルタを追加する場合は,WARファイルにフィルタを登録したあと,フィルタのマッピングを定義します。サーブレットフィルタの追加については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「9.9 フィルタの設定」を参照してください。
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サーバ管理コマンドを使用してJ2EEアプリケーションのプロパティを定義します。
cjgetapppropコマンドで各属性ファイルを取得し,ファイル編集後に,cjsetapppropコマンドで編集内容を反映させます。プロパティの設定内容については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「9.1 J2EEアプリケーションのプロパティ設定の概要」を参照してください。
サーバ管理コマンドでの操作については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「3. サーバ管理コマンドの基本操作」を参照してください。また,コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2.3 J2EEアプリケーションで使用するコマンド」を参照してください。属性ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「3. J2EEアプリケーションの設定で使用する属性ファイル」を参照してください。
- 参考
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次のような場合,実行時情報を含んだJ2EEアプリケーションをエクスポート・インポートすることで,効率良くJ2EEアプリケーションを設定できます。
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開発環境で作成したJ2EEアプリケーションをエクスポートして,運用環境にインポートして使用する場合
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運用環境ですでに動いているJ2EEアプリケーションをエクスポートして,増設したJ2EEサーバにインポートして使用する場合
なお,アプリケーションサーバのバージョンやプラットフォームが異なるホスト間では,J2EEアプリケーションをエクスポート・インポートして使用することはできません。J2EEアプリケーションをエクスポートするホストと,Application Serverのバージョンやプラットフォームが異なるホストでJ2EEアプリケーションを設定する場合は,J2EEアプリケーションを新規に作成および設定してください。
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