16.5.3 DDでの定義(モジュール単位の設定)
Servlet 2.5以降のモジュールに対するアノテーション参照抑止機能の定義は,web.xmlに指定します。なお,EJB 3.0以降の場合,<ejb-jar>タグのmetadata-complete属性にはfalseだけが指定できます。
DDでのアノテーション参照抑止機能の定義について次の表に示します。
項目 |
DDの種類 |
指定するタグおよび属性 |
設定内容 |
---|---|---|---|
Servlet 2.5以降 |
web.xml |
<web-app>タグのmetadata-complete属性 |
アノテーション参照を抑止する場合はtrueを設定します。 アノテーションを参照する場合はfalseを設定します。 |
EJB 3.0以降 |
ejb-jar.xml |
<ejb-jar>タグのmetadata-complete属性 |
アノテーションを参照する場合はfalseを設定します。 |
設定例を次に示します。
- 設定例(Servlet 2.5の場合)
<web-app metadata-complete="true" xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/javaee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/javaee http://java.sun.com/xml/ns/javaee/web-app_2_5.xsd" version="2.5"> : </web-app>
背景色付きの太字の部分がアノテーション参照抑止機能の設定です。
DDのmetadata-complete属性の指定を省略した場合,またDDを省略した場合は,metadata-complete属性にfalseを指定した場合と同様に動作します。