10.2 Bean Validationの概要
この節では,Bean Validationの概要について説明します。
Bean Validationは,JavaBeansのプロパティにアノテーションで指定したプロパティ値の有効範囲に対して,実際にアプリケーションに入力された値が有効範囲内であるかを検証する機能です。
Bean Validationの目的は,アプリケーションでの入力値の検証処理を簡略化することです。
Bean Validationは,ユーザアプリケーション上で利用できます。また,JSF,CDIを使用したアプリケーションでは,標準仕様で定義された連携機能を利用できます。
JSFとCDIについての詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「3.2 JSFおよびJSTLの概要」,および「9.1 CDIの概要」を参照してください。