4.9.3 グローバルトランザクションへのMessage-driven Bean(サービス)の参加条件
OpenTP1のアプリケーションプログラムが開始したトランザクションに,アプリケーションサーバのMessage-driven Bean(サービス)が参加できる条件は二つあります。それぞれについて説明します。
- アプリケーションサーバのライトトランザクション機能が無効な場合
-
ライトトランザクション機能が無効な場合,Message-driven Bean(サービス)はグローバルトランザクションに参加できます。一方,ライトトランザクション機能が有効になっている場合,アプリケーションサーバのトランザクションマネージャを使用できません。このため,ライトトランザクション機能が有効な場合にTP1インバウンドアダプタがOpenTP1からトランザクショナルRPCを受信したときは,エラーメッセージ(KDJE58363-E)を出力し,OpenTP1がRPCエラー(DCRPCER_TRNCHK_EXTEND(-372))を返します。
- Message-driven Bean(サービス)のトランザクション属性がRequiredの場合
-
OpenTP1のトランザクションに参加できるMessage-driven Bean(サービス)について次の表に示します。
表4‒11 OpenTP1のトランザクションに参加できるMessage-driven Bean(サービス) Message-driven Bean(サービス)のトランザクションの設定
OpenTP1のトランザクションへの参加
タイプ
属性
CMT
Required
○
NotSupported
×
BMT
−
×