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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)


3.3.1 リソースへの接続方法

アプリケーションサーバでは,リソースの種類によって,接続にリソースアダプタを使用するものと,リソースアダプタを使用しないものがあります。それぞれのリソースへの接続方法の概要を,リソースの種類ごとに説明します。

〈この項の構成〉

(1) 接続にリソースアダプタを使用するリソース

接続にリソースアダプタを使用するリソースを次に示します。

データベース

データベースと接続できます。データベースと接続するためには,リソースアダプタとしてDB Connectorを使用します。

DB Connectorで接続できるのは,次のデータベースです。

  • HiRDB

  • Oracle

  • SQL Server

  • XDM/RD E2

注※ SQL Serverと接続できるのはWindowsの場合だけです。

データベースとの接続については,「3.6.1 DB Connectorによる接続の概要」を参照してください。

データベース上のキュー

Reliable Messagingで使用するデータベース上のキューと接続できます。データベース上のキューと接続するためには,リソースアダプタとしてDB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingを使用します。

DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingで接続できるのは,次のデータベースです。

  • HiRDB

  • Oracle

データベース上のキューとの接続については,「3.7.1 DB Connector for Reliable MessagingとReliable Messagingによる接続の概要」を参照してください。

OpenTP1

OpenTP1のSPP,TP1/Message QueueとOutboundで接続できます。OpenTP1のSPPとOutboundで接続するには,リソースアダプタとしてTP1 Connectorを使用します。TP1/Message Queueと接続するには,リソースアダプタとしてTP1/Message Queue - Accessを使用します。

また,OpenTP1のSUPからアプリケーションサーバにInboundで接続することもできます。OpenTP1のSUPからInboundで接続するには,リソースアダプタとしてTP1インバウンドアダプタを使用します。

OpenTP1との接続の詳細については,接続に使用するリソースアダプタごとに説明しています。参照先を次の表に示します。

表3‒3 OpenTP1との接続の詳細説明の参照先

接続方法

参照先

TP1 Connectorを使用した接続

3.8.1 TP1 Connectorによる接続

TP1/Message Queue - Accessを使用した接続

3.8.2 TP1/Message Queue - Accessによる接続

TP1インバウンドアダプタを使用した接続

4. OpenTP1からのアプリケーションサーバの呼び出し(TP1インバウンド連携機能)

CJMSPブローカー

CJMSプロバイダの機能を使用する場合,CJMSPブローカーと接続できます。CJMSPブローカーと接続するためには,リソースアダプタとしてCJMSPリソースアダプタを使用します。

CJMSPリソースアダプタを使用したCJMSPブローカーとの接続については,「7. CJMSプロバイダ」を参照してください。

そのほかのリソース

リソースの種類に関係なく,Connector 1.0仕様またはConnector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタで接続できるリソースに接続できます。

使用できるリソースアダプタについては,「3.13 そのほかのリソースとの接続」を参照してください。また,Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタを使用する場合に,アプリケーションサーバで使用できる機能については,「3.16 そのほかのリソースアダプタの機能(Connector 1.5仕様に準拠するリソースアダプタの場合)」を参照してください。

(2) 接続にリソースアダプタを使用しないリソース

接続にリソースアダプタを使用しないリソースについて次に示します。

SMTPサーバ

SMTPサーバと接続できます。SMTPサーバとの接続については,「3.11 SMTPサーバとの接続」を参照してください。

JavaBeans

リソースとしてJavaBeansリソースを利用できます。JavaBeansリソースの利用については,「3.12 JavaBeansリソースの利用」を参照してください。