8.2.11 既存のWebアプリケーションをServlet 2.5仕様にバージョンアップする場合の留意点
Servlet 2.4仕様に対応したWebアプリケーションをServlet 2.5仕様にバージョンアップする場合に必要な作業,および注意事項を示します。なお,Servlet 2.5仕様の詳細については,Servlet 2.5仕様書を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) Servlet 2.5仕様,およびJSP 2.1仕様で追加された仕様,および変更された仕様について
Servlet 2.5仕様およびJSP 2.1仕様で追加,変更された仕様についての注意事項については,それぞれ「8.2.4 Servlet 2.5仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」または「8.2.7 JSP 2.1仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」を参照してください。
(2) web.xmlの移行について
web.xmlは,Servlet 2.5仕様に従った定義に修正します。詳細はJava Servlet Specification v2.5を参照してください。また,仕様変更については「8.2.4 Servlet 2.5仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」を参照してください。
(3) JSPから生成するクラスのサイズについて
Servlet 2.5仕様に準拠したWebアプリケーションに含まれるJSPから生成したクラスは,JSP 2.1仕様の機能が適用されるようになります。そのため,JSPから生成したJavaソースファイル,クラスファイルの内容が変わります。
この場合,Javaソースファイルの行数,JSPから生成したクラスに含まれるメソッドのサイズ,またはMetaspace領域の使用量が増加することがあるため,注意してください。