3.2.1 JSFの概要
- 〈この項の構成〉
(1) JSFとは
JSFは,JaveEEで標準仕様として策定されたWebアプリケーションのユーザインタフェースを開発するためのフレームワークです。Webアプリケーションの開発効率の向上を目的としています。JSFで開発したWebアプリケーションをJSFアプリケーションといいます。
JSFでは,MVCモデルに準じ,Model層(ビジネスロジック)とView層(入出力画面)の開発を明確に区別しています。これらの層を区別することによって,JSFアプリケーション開発に携わる担当者の作業を分担しやすくなります。各担当者は自分の作業にだけ専念できるため,開発効率の向上が図れます。
(2) Bean Validationとの連携
アプリケーションサーバでは,JSFアプリケーションでの入力値の検証処理を簡略化するために,Bean Validationの機能を利用できます。
Bean Validationの利用に関しては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「10. アプリケーションサーバでのBean Validationの利用」を参照してください。