1.5.1 管理者特権で実行する必要がある操作
ここでは,Windowsを使用している場合で,管理者特権で実行する必要がある操作について説明します。なお,システムドライブをCドライブとして説明します。
(1) プログラムのインストール
アプリケーションサーバの製品,構成ソフトウェアなどのプログラムを,C:\Program Files以下のディレクトリにインストールする場合,管理者特権で実行する必要があります。インストール時に,[UAC]ダイアログが表示される場合は,[UAC]ダイアログで管理者アカウントのパスワードを入力してください。
(2) 管理者特権が必要なコマンドの使用
vmiから始まる仮想化システムで使用するコマンドは,実行するユーザに制限はありません。これ以外のアプリケーションサーバが提供するコマンドは,管理者特権で実行する必要があります。「管理者:コマンドプロンプト」で実行してください。
「管理者:コマンドプロンプト」は,Windowsで提供されている機能を使用して起動してください。
(3) アプリケーションサーバが提供する定義ファイルの更新
アプリケーションサーバが提供する定義ファイルは,管理者特権で更新する必要があります。管理者特権のないユーザが定義ファイルを更新しても,C:\Program Files以下のディレクトリにある定義ファイルは更新されません。管理者特権のないユーザが更新したファイルは,次に示すディレクトリ以下に保存されます。
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\VirtualStore
なお,アプリケーションサーバは管理者特権で起動されるため,管理者特権のないユーザが更新した定義ファイルの内容は無視されます。