Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド


4.1.30 リソースアダプタまたは業務アプリケーションを操作するときの確認事項(CUI利用時)

〈この項の構成〉

(1) サーバ管理コマンド実行時に設定する情報

リソースアダプタまたは業務アプリケーションを設定したり開始したりする場合,サーバ管理コマンドを使用します。サーバ管理コマンドで引数にサーバ名を指定する場合は,実サーバ名を指定します。簡易構築定義ファイル作成時に実サーバ名を設定していない場合,実サーバ名は論理サーバ名と同じです。なお,論理サーバ名の設定を省略している場合,論理サーバ名は「cmx_<Webシステム名>_<サービスユニット名>_<種別>_<通番>」の形式で定義されます。論理サーバの種類と<種別>との対応を次の表に示します。

表4‒15 論理サーバの種類と<種別>との対応

論理サーバの種類

<種別>

論理Webサーバ

HTTP

論理J2EEサーバ

J2EE

論理パフォーマンストレーサ

PRF

論理CTMドメインマネジャ

CTMDM

論理CTM

CTM

論理スマートエージェント

SA

論理ユーザサーバ

USER

なお,<通番>は,基本的に「01」が設定されます。ただし,CTMを使用するシステムのように論理サーバを複数配置する場合は,重複しない番号が割り振られます。<通番>は,cmx_list_modelコマンドで確認してください。

(2) サーバ管理コマンドを使用する操作

サーバ管理コマンドを使用する操作は,サービスユニットごとに実行します。

このマニュアルで説明しているシステムは,サービスユニットが一つの例です。複数のサービスユニットを設定している場合は,コマンド実行例中のJ2EEサーバ名および-nameserver指定値の値を,それぞれのサービスユニットごとに変更して,サーバ管理コマンドを実行してください。

(3) J2EEアプリケーションのプロパティについて

このマニュアルで説明しているJ2EEアプリケーションでは,プロパティの設定にcosminexus.xmlを使用します。このため,あらかじめ作成したcosminexus.xmlを,EJB-JAR,WARなどと一緒にJ2EEアプリケーションに含めて使用してください。

次に示す場合,J2EEアプリケーションのプロパティは,属性ファイル(アプリケーション統合属性ファイル)で設定できます。

設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」の「9.2 アプリケーション統合属性ファイルによるプロパティ設定」を参照してください。