8.2.2 業界標準技術を利用した可用性,拡張性の確保
サービスプラットフォームでは,SOAを適用したシステムを実現するために,次のような技術を利用・サポートしています。
- 基礎となる技術
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サービスプラットフォームで扱うデータの形式は,Webサービスとの親和性の高いXML形式を採用しています。また,構築するシステムは,Javaをベースにしており,プラットフォーム間のポータビリティが確保できます。
- 利用できるサービス
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サービスプラットフォームで構築するシステムでは,利用できるサービスとしてWebサービス,SessionBean,およびMDBをサポートしています。
- 開発環境の画面
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開発環境の画面は,Eclipseを利用します。サービスプラットフォームで利用する機能は,Eclipseへのプラグインを導入して利用できます。
- ビジネスプロセスの記述言語
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ビジネスプロセスの記述には,BPELを利用しています。サービスプラットフォームでは,画面を利用して定義したビジネスプロセスがBPELとして保存されます。
サービスプラットフォームでは,これらの標準的な技術を利用することで,汎用的で,可用性の高いシステムの構築を実現しています。
また,システムを開発する際には,既存のリソースをより有効活用でき,新たな技術の導入に掛かるコストの低減も図れます。