5.5 システムを効率良く運用したい
システムを効率良く運用したい場合は,次のような機能の使用を検討してください。
-
セットアップウィザード,運用管理ポータルまたはSmart Composer機能によって構築したシステムは,運用管理ポータルまたはSmart Composer機能を使用して,サーバの起動や停止などの日常運用が一括して実行できます。
さらに,JP1と連携することで,運用の自動化も図れます。
-
アプリケーションサーバが出力するサーバの稼働情報を確認することで,システムを最適な状態で運用できるようにメモリなどのリソースをチューニングできます。また,稼働情報に対してしきい値を設定しておくことで,常にユーザが監視していなくても,リソースなどの使用率が一定の値を超えた場合にアラートを受け取るように設定できます。さらに,JP1と連携することで,稼働情報の集中監視や,アラートを出力した場合の処理の自動化も図れます。
これらの機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」で説明しています。また,ここで示した以外の機能を使用して,さらにシステムを効率良く運用したい場合は,「アプリケーションサーバ 機能解説」で始まる各マニュアルの「システムの目的と機能の対応」の説明を確認して,「運用・保守」に該当する機能の使用を検討してください。