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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス


35.9 クライアント側IIOPのコネクションプロパティ

C++言語に対応するBorland Enterprise Server VisiBrokerのクライアント側IIOPコネクションのプロパティを次の表に示します。

表35‒8 クライアント側IIOPのコネクションプロパティ(C++)

プロパティ

デフォルト

説明

vbroker.ce.iiop.ccm.connectionCacheMax

5

1クライアントがキャッシュできるコネクション数の上限を指定します。コネクションはクライアントが解放したときにキャッシュされます。したがって,次回クライアントが新規コネクションを必要とするときは,クライアントは新規コネクションを生成する前に,キャッシュの中に解放したコネクションが残っていないかどうかを確認し,あればそれを使用します。

vbroker.ce.iiop.ccm.connectionMax

0

1クライアントの合計コネクション数の上限を指定します。この値は,アクティブなコネクション数とキャッシュされたコネクション数の合計です。デフォルトの0を指定すると,クライアントは以前のアクティブなまたはキャッシュされたコネクションをクローズしません。

vbroker.ce.iiop.ccm.connectionMaxIdle

0

クライアントがキャッシュされているコネクションをクローズするかどうかを判定するための基準の時間を,秒単位で指定します。クライアントで使用するオブジェクトリファレンスを解放するときに,キャッシュされたコネクションがこの時間より長く非アクティブ状態になっていると,クライアントはそのコネクションをクローズします。デフォルトの0を指定すると,キャッシュされているコネクションをクローズしません。

vbroker.ce.iiop.ccm.type

Pool

クライアントが使用するクライアントコネクション管理の種類を指定します。デフォルト値のPoolはコネクションプールの意味です。

vbroker.ce.iiop.connection.rcvBufSize

0

受信ソケットバッファのサイズを指定します。デフォルト値の0は,システムの設定値に依存します。

vbroker.ce.iiop.connection.sendBufSize

0

送信ソケットバッファのサイズを指定します。デフォルト値の0は,システムの設定値に依存します。

vbroker.ce.iiop.connection.tcpNoDelay

false

trueに設定すると,ORBはサーバへの送信データをコネクションへ書き込むと同時に送信するように,TCP/IPの設定を変更します。

vbroker.ce.iiop.connection.socketLinger

0

VisiBrokerが使用するTCP/IPコネクションの設定をします。設定値については,各プラットフォームのsetsockopt(2)を参照してください。

vbroker.ce.iiop.connection.keepAlive

true

VisiBrokerが使用するTCP/IPコネクションの設定をします。設定値については,各プラットフォームのsetsockopt(2)を参照してください。