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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス


25.1.3 環境変数

次の環境変数が,OADの環境から,生成されたサーバの環境に伝えられるか,またはOADによって明示的に渡されます。ただし,環境変数がシェル内に設定されていない場合は,oadutilコマンドの-eオプションを使用して設定する必要があります。

そのほかの環境変数はすべて,CreationImplDefのenv属性を使って登録する必要があります。例えば,C++インプリメンテーションを生成する場合,生成された実行対象に共用ライブラリが必要なときは,CreationImplDef環境にLD_LIBRARY_PATH(Solarisの場合),SHLIB_PATH(HP-UXの場合),またはLIBPATH(AIXの場合)を明示的に登録する必要があります。

生成されたC++アプリケーションでは,登録は次のコマンドにマッピングします。

exec-path { args1 ... argsN } -OAoad_uid=<unique_id>\
    -OAactivateIOR=<oad's ior>

生成された環境には,インプリメンテーション定義から指定したすべての環境変数が含まれ,また,起動時にOAD自身の環境から取ったPATH,CLASSPATH,OSAGENT_PORT,およびOSAGENT_ADDRの定義も含まれます。どのOAパラメタの場合も,OADが追加したものはBOA_initの中に取られ,クライアントプログラムからは見えません。詳細については,「34. コマンドラインオプション(C++)」を参照してください。