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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス


20.3.1 定数を含む特別なケース

状況によってIDLコンパイラは,IDL定数の名前を生成するのではなく,IDL定数の値を含んでいるC++コードを生成する必要があります。例えば,C++コードが適切にコンパイルできるようにするために,typedef Vに対して定数lengthの値が生成される必要があります。例をコードサンプル20-9〜20-10に示します。

コードサンプル20-9 値を持つIDL定数の定義
// IDL
interface foo {
    const long length = 10;
    typedef long V[length];
};
コードサンプル20-10 C++でのIDL定数の値の生成
class foo : public virtual CORBA::Object
{
    const CORBA::Long length;
    typedef CORBA::Long V[10];
};