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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス


3.1.3 ポータビリティスタブインタフェースとポータビリティスケルトンインタフェース

IDLからJava言語へのマッピングには,オブジェクトのローカル呼び出しとリモート呼び出しの両方に使用できるスタブクラスが定義されています。スケルトンクラスはストリーム単位またはDSI単位で生成されます。

ローカルインタフェースには,スタブクラスもスケルトンクラスもありません。ローカルインタフェースの詳細については,「2.9.2 ローカルインタフェース」を参照してください。

スタブクラス

スタブクラスは,クライアントが呼び出す<interface_name>にスタブのインプリメンテーションを提供します。すべてのスタブはorg.omg.CORBA.portable.ObjectImplから継承します。

POAクラス

ストリームベースのスケルトンはorg.omg.PortableServer.Servantを継承し,DSIベースのスケルトンはorg.omg.PortableServer.DynamicImplementationを継承します。abstractクラスのPOAは,サーバ側のクラスのインプリメンテーションへのインタフェースを提供します。

POATieクラス

POATieクラスは<interface_name>POAクラスを継承します。POATieクラスによって,<interface_name>Operationsメソッドの呼び出しを,同じメソッドをインプリメントするほかのオブジェクトにデリゲートできます。POATieクラスを使用しなくてもかまいませんが,POATieクラスを使用しないときは,<interface_name>Implクラスに直接abstractクラスの<interface_name>POAを継承させなければならないことがあります。