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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


23.2.2 java2iiopの実行

java2iiopコンパイラを使用する前に,Javaクラスをコンパイルする必要があります。バイトコードを生成したら,java2iiopを実行してクライアントスタブ,サーバスケルトン,およびその関連補助ファイルを生成できます。例えば,java2iiopをexamples/vbe/rmi-iiop/BankディレクトリのAccount.classファイルで実行すると,次のファイルができることになります。

これらのファイルの詳細については,マニュアル「Borland Enterprise Server VisiBroker プログラマーズリファレンス」の「生成されるインタフェースとクラス」の記述を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) JavaクラスのIDLへの逆マッピング

idl2javaコンパイラを使用してIDLインタフェースをJavaクラスにマッピングする場合,インタフェース名は,生成されたクラスの拡張子(例: Helper,Holder,POAなど)を使用し,場合によってidl2javaツールはインタフェース名の識別子にプリフィクスとして下線(_)を付けてクラスを生成します。例えば,IDLへFooとFooHolderインタフェースの両方を定義する場合,idl2javaはFoo.java,FooHolder.java,_FooHolder.java,および_FooHolderHolder.javaファイルを生成します。反対に,java2iiopコンパイラを使用してRMI Javaクラスからヘルパークラスやホルダークラスなどを生成する場合,java2iiopツールはプリフィクスとして下線を付けたクラスを生成できません。そのため,予約した拡張子を使用するインタフェースを宣言する場合,同じ名前のインタフェースとして同じパッケージに入れることはできません(例えば,java2iiopコンパイラを使用する場合,FooとFooHolderクラスを同じパッケージに入れることはできません)。