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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


21.5.4 タイプドオブジェクトラッパーの削除

C++の場合

idl2cppコンパイラがクラス用に生成する<interface_name>ObjectWrapper::removeメソッドは,クライアントまたはサーバアプリケーションからタイプドオブジェクトラッパーを削除できるようにします。ファクトリを削除する場合はロケーションを指定しなければなりません。これは,ロケーションがVISObjectWrapper::Bothのファクトリを追加したら,クライアントロケーション,サーバロケーション,またはその両方からそのファクトリを削除することを選択できるということです。

Javaの場合

Helperクラスは,クライアントまたはサーバアプリケーションからタイプドオブジェクトラッパーを削除するメソッドも提供します。詳細については,マニュアル「Borland Enterprise Server VisiBroker プログラマーズリファレンス」の「オブジェクトラッパー用に生成されるメソッド」の記述を参照してください。

クライアントから一つまたは複数のオブジェクトラッパーを削除しても,クライアントがすでにバインドしたクラスのオブジェクトは影響を受けません。あとでバインドされるオブジェクトだけが影響を受けます。サーバからオブジェクトラッパーを削除しても,すでにリクエストを処理したオブジェクトインプリメンテーションは影響を受けません。あとで生成されるオブジェクトインプリメンテーションだけが影響を受けます。