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VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


21.3 アンタイプドオブジェクトラッパーの使用

アンタイプドオブジェクトラッパーを使う際は次の手順に従ってください。各手順については以降で順に説明します。

  1. アンタイプドオブジェクトラッパーを生成したい,一つまたは複数のインタフェースを指定してください。

  2. 次のコンパイラに-obj_wrapperオプションを指定して,IDL指定からコードを生成してください。

    • C++の場合

      idl2cpp

    • Javaの場合

      idl2java

  3. 次のクラスから派生する,アンタイプドオブジェクトラッパーファクトリのインプリメンテーションを生成してください。

    • C++の場合

      VISObjectWrapper::UntypedObjectWrapperFactory

    • Javaの場合

      UntypedObjectWrapperFactory

  4. クラスから派生する,アンタイプドオブジェクトラッパーのインプリメンテーションを生成してください。

    • C++の場合

      VISObjectWrapper::UntypedObjectWrapper

    • Javaの場合

      UntypedObjectWrapper

  5. Javaの場合,クライアントまたはサーバアプリケーションを変更して,適切な型のChainUntypedObjectWrapperFactoryにアクセスしてください。

  6. アプリケーションを変更して,アンタイプドオブジェクトラッパーファクトリを生成してください。

  7. Javaの場合,ChainUntypedObjectWrapperFactoryのaddメソッドを使って,ファクトリをチェーンに加えてください。

〈この節の構成〉