Hitachi

VisiBroker Version 5 Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド


12.7.1 状態を維持するオブジェクトのマイグレート

状態を維持するオブジェクトのマイグレーションもできますが,マイグレーションプロセスが始まる前に接続したクライアントプログラムから見て,このマイグレーションは透過的ではありません。この場合,クライアントプログラムはオブジェクトのインタセプタを登録する必要があります。

〈この項の構成〉

(1) C++

元のオブジェクトとのコネクションが失われ,VisiBroker ORBがクライアントをオブジェクトに再接続すると,インタセプタのbind_succeeded()メソッドがVisiBroker ORBによって呼び出されます。クライアントは,オブジェクトの状態を最新のものにするためにこのメソッドをインプリメントできます。

(2) Java

元のオブジェクトとのコネクションが失われ,VisiBroker ORBがクライアントをオブジェクトに再接続すると,インタセプタのbind_succeeded()メソッドがVisiBroker ORBによって呼び出されます。クライアントは,オブジェクトの状態を最新のものにするためにこのメソッドをインプリメントできます。

インタセプタについては,「20. VisiBroker 4.xインタセプタの使用」を参照してください。