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TPBroker Version 5 トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker ユーザーズガイド


10.3.1 UNIX版の場合

表10‒1 障害の解決に必要な情報(UNIX版の場合)

取得先

取得情報

注意事項

コンソールメッセージ

TPBrokerが出力するシステム情報

OS起動時には出力されません。

コアファイル

($ADMSPOOL/core)

($TPSPOOL/errinfo/save)

TPBrokerの関連プロセスのデータ,スタック情報

残しておきたいコアファイルは,必要に応じてコピーしてください。またコアファイルに対応した実行形式ファイルも残すようにしてください。

トレースファイル

($TPSPOOL/trace/traceXXX)

($ADMSPOOL/traceXXX)

(XXX:プロセス番号+生成時刻)

TPBrokerのモジュールトレース情報

残しておきたいトレースファイルは必要に応じてコピーしてください。

トランザクションコンテキストサーバのメッセージログファイル(Java)

($TPSPOOL/log/trnctxsvlog)

トランザクションコンテキストサーバのメッセージログ

トランザクションステータスファイル

($TPFS/tmsts)

トランザクションステータス情報

TPBrokerファイルシステムを使用している場合は,OSが提供するddコマンドを使用して情報を退避してください。

TPBrokerシステムステータスファイル

($TPFS/status.tmd)

($ADMFS/admsts)

($ADMFS/admmon)

($ADMFS/admproc)

TPBrokerシステムステータス情報

TPBrokerファイルシステムを使用している場合は,OSが提供するddコマンドを使用して情報を退避してください。

TPBroker保守ファイル

($TPSPOOL/tmdproc)

($TPSPOOL/tmshm)

($TPSPOOL/.command)

($ADMSPOOL/.admcom)

($ADMSPOOL/admshmsys)

TPBroker保守情報

TPBrokerメッセージログファイル

($ADMSPOOL/log/admlog)

TPBrokerの運用支援機能が出力したメッセージ

syslogファイル

TPBrokerが出力したメッセージ

標準出力および標準エラー出力

($ADMSPOOL/log/stdlog1,stdlog2)

TPBrokerおよび監視対象プロセスが標準出力および標準エラー出力に出力したメッセージ

ORBトレースファイル

($VBROKER_ADM/../log)

($VBROKER_ADM/../log/mdltrc)

($VBROKER_ADM/../log/comtrc)

($VBROKER_ADM/../log/hgttrc)

エラーログ,モジュールトレース,通信トレース,OSAgent のバーボースログ

$VBROKER_ADM/../logはデフォルトの出力先です。設定によって出力先を変更できます。

障害発生時にはコピーして退避してください。

Java実行環境のORBトレースファイル(Java)

($VBROKER_ADM/../logj)

($VBROKER_ADM/../logj/mdltrc)

($VBROKER_ADM/../logj/comtrc)

(Cosminexus TPBroker)

($"Cosminexus Component Containerの作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/TPB/logj)

($"Cosminexus Component Containerの作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/TPB/logj/mdltrc)

($"Cosminexus Component Containerの作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/TPB/logj/comtrc)

エラーログ,モジュールトレース,通信トレース,メッセージログ(TPBroker 05-15以降)

$VBROKER_ADM/../logjはデフォルトの出力先です。設定によって出力先を変更できます。

障害発生時にはコピーして退避してください。

(Cosminexus TPBroker)

"Cosminexus Component Containerの作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/TPB/logjはデフォルトの出力先です。Cosminexus Component Containerの設定によって出力先を変更できます。

障害発生時にはコピーして退避してください。

(Cosminexus TPBroker)

Cosminexus Component Containerのメッセージログ

("作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/cjmessage?.log)

TPBrokerメッセージ

作業ディレクトリ,サーバ名については,マニュアル「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」および「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」を参照してください。

(Cosminexus TPBroker)

Cosminexus Component Containerのユーザログ

("作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/user_out?.log)

TPBrokerメッセージ

作業ディレクトリ,サーバ名については,マニュアル「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」および「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」を参照してください。

(Cosminexus TPBroker)

Cosminexus Component ContainerのEJBコンテナの保守情報

("作業ディレクトリ"/ejb/"サーバ名"/logs/cjejbcontainer?.log)

TPBrokerトレース情報

作業ディレクトリ,サーバ名については,マニュアル「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」および「Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」を参照してください。

(Cosminexus TPBroker)

リソースマネージャのログ

リソースマネージャのログ

ご使用のリソースマネージャのマニュアルを参照して取得してください。

監視対象プロセスコアファイル

($ADMSPOOL/errinfo/save)

TPBrokerの監視下にあるプロセスのデータ,スタック情報

APIトレースファイル

($TPSPOOL/aptrace)

OTSアプリケーションが出力するAPIトレース

XAトレース

($TPSPOOL/log/XAtrace,XAtrace.bak)

XA関数発行時のエラー情報

例外情報ファイル

($TPSPOOL/log/iinfo0,iinfo1,iinfo2)

OTSアプリケーション使用時の例外情報

OTSメッセージログファイル

($TPSPOOL/log/otslog)

OTSのデーモンプロセス,コマンドおよびOTSアプリケーションが出力したメッセージ

運用支援機能の監視対象プロセスのカレントディレクトリ

($ADMSPOOL/tmp/home/"識別子")

(識別子:プロセス監視定義ファイルに設定した識別子,または,admstartprcコマンドで指定した識別子)

監視対象プロセスがカレントディレクトリへ出力したファイル

残しておきたいファイルは必要に応じてコピーしてください。

運用支援機能の保守情報

($ADMSPOOL_logN)(N=1,2,3)

運用支援機能の保守情報

プロセス監視定義ファイル

使用しているプロセス監視定義ファイル

トランザクショントレースファイル

($TPSPOOL/trcinfo/trnspool/dcopltrc)

OTSアプリケーションおよびOTSのデーモンプロセスが出力するトランザクション情報

環境変数一覧

envコマンドの出力結果

システム環境定義一覧

tslsconfコマンドの出力結果

接続リソースマネージャ情報一覧

tslsrmコマンドの出力結果

(凡例) −:該当する内容がないことを表します。

注※

Cosminexus TPBrokerでは不要です。