tsrasget(障害調査資料の採取(UNIX))
形式
tsrasget [-b][-m][-s] -d出力ディレクトリ [付加情報 [付加情報]...]
機能
TPBrokerの障害調査資料を採取します。このコマンドの実行ログを,引数で指定したディレクトリ下に出力します。デフォルトでORB障害調査資料,ADM障害調査資料,OTS障害調査資料を取得します。
このコマンドの実行時には,TPBrokerで必要な環境変数をあらかじめ設定しておいてください。また,このコマンドはroot権限を持つユーザで実行してください。
なお,これはUNIX版だけに提供されるコマンドです。
オプション
-b
ORB障害調査資料を取得しない場合に指定します。
-m
ADM障害調査資料を取得しない場合に指定します。
-s
OTS障害調査資料を取得しない場合に指定します。
-d出力ディレクトリ
障害調査資料を出力するディレクトリを指定します。このディレクトリ下に,ORB障害調査資料,ADM障害調査資料,およびOTS障害調査資料が出力されます。引数に指定する出力ディレクトリは絶対パスで記述してください。
引数
付加情報
このコマンドで取得する障害調査資料以外で,取得したい資料を指定します。付加情報は,ORB障害調査資料として採取されます。付加情報としてファイルを指定した場合は,そのファイルが取得されます。ディレクトリを指定した場合は,そのディレクトリ以下が取得されます。
付加情報は複数指定できます。複数指定する場合は,スペースで区切ってください。
例
tsrasget -b -m -d /ots/home/tpbroker
注意事項
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取得情報容量は,$TPSPOOL/*,$ADMSPOOL/*,$TPFS/*,$ADMFS/*,$TPDIR/conf/*,$VBROKER_ADM/../log/*,および$VBROKER_ADM/../logj/*を加えた値以上必要になります。
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このコマンドはroot権限を持つユーザで実行してください。